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Pretenderの備忘録

河村隆一

2012-10-11 23:49:39 | 音楽 Rock/Pop/Jazz
ビルボードライブ 5B-4 

日本のロック、ポップアーチストのソロコンサートはなんと初めてではないかと思う。
70年代後半、世界音楽祭で、人気絶頂のツイストを武道館で観て、いとしのエリーがヒット中のサザンを江の島のジャパンジャムで観た。
それ以降、ジャズは鈴木重子や山下大輔を観たが、多分ロック、ポップはないだろう。
そもそも、2000枚のCDは6割以上がクラシック、3割がロック。持っている日本のものは美空ひばりとか昔の歌謡曲と、すマップと河村隆一。あとはサザンや福山、平井堅、EXILE等のベスト。

河村隆一は、いい曲を書くし、声が良くて歌手として良いと思う。本人もそれを自覚しているから他人のカバー曲集を出しているんだと思う。

さて、予想通り、女性が圧倒的。だけど、空席もあり。また、カジュアルシートはぼちぼち男性も。

音楽の作り手としての考え方、NYや太宰に対する思い、中国に対する音楽家としての思い等々の話を挟んで、素晴らしいコンサートだった。
2,3曲目で、Love is, I for youでもう、ジーンときてしまい。カバーも最後はマイウェイだし。
心の闇を重く背負いながらも、前向きに創作に打ち込む、そして謙虚な姿、素晴らしかった。

まあ、こういう会場じゃないと、女性が多くて行かれないけどねえ。
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無明長夜

2012-10-11 23:00:21 | 芝居・ミュージカル・バレエ
吉祥寺シアター J列6番

無名塾の公演も初めてなら、吉祥寺シアターも初めて。
会場は小劇場、座席数も200くらいではないか。
舞台は奥行きを使っていたが、基本的にシンプル。
役者が動かす真四角な箱くらい。あと、火を多用。消防署との交渉が大変だったろう。

役者、ほとんど知らなかったが、そこそこTVに出ているようで、大半が40代でビックリした。
もっと若いと思った。
仲代が演劇における肉体を重視しているのだろう、上半身を脱ぐような場面もあるが、みんな絞られた筋肉質だ。
また、身長が高い。舞台で映えるということだろうか。
演技は、肉体を存分に使った表現で、微妙な内面氷原とかはない。
台詞は、割合と聴きとりやすい。

作品は、四谷怪談をモチーフに、近代との交錯や、南北のドロドロした性を現代に置き換えたりという感じ。
話は大きく変えられている。

PAに頼り過ぎで音響がどうかと思った。

基本的には面白かった。
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