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Pretenderの備忘録

十二番目の天使

2019-03-28 21:38:42 | 芝居・ミュージカル・バレエ
シアタークリエ

ジョン 井上芳雄
ティモシーの母ペギー/サリー 栗山千明
ビル 六角精児
ローズ/ジョンの母 木野 花
メッセンジャー医師/ジョンの父 辻 萬長
ティモシー/リック 溝口元太
トッド 城野立樹

原作 オグ・マンディーノ
翻訳 坂本貢一(求龍堂刊「十二番目の天使」より)
台本 笹部博司
演出 鵜山 仁
音楽・メインテーマ作曲 宮川彬良 メインテーマ作詞 安田佑子

感動的なストーリー。良い役者。ちょっとお涙頂戴。最後に、井上芳雄の歌唱。
ある意味、ヒットの定石を揃えた作品。
しかしながら、正直、観なくても良かった芝居。
舞台向きの作品ではないような気がする。野球が出てくるとやはり映像向きだろう。田舎の小さな野球場の自然や迫力を観たいと思う。
ポイントとなる役を同じ俳優が演じることで、キャラクターが被るともいえるが、やや混乱する。
この小説?を日本で今かける意味は何かというところが希薄だろう。
役者一人一人は良い。井上は最も注目している役者の一人だ。1984も凄かったと思う。
しかし、最後に一曲歌って幕というのは、宝塚を退団したスターが芝居に出た時のやり方のようで、「新しい商業演劇」を観た気がした。
井上にはミュージカルは歌唱力を活かしてしっかり、ストレートプレイは芝居の実力をしっかり上げていって欲しいので、こういうのは営業的でどうなのかなという感じがした。
コメント
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