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Pretenderの備忘録

新型コロナの影響

2020-02-22 17:36:03 | 日記
今日は売り切れの演奏会だったが、一割程度空席があり、自粛ムードが広がっているのだろう。

銀座の歩行者天国も、昼過ぎ、良い天気にも関わらず、ガラガラ。

春になれば終息するのか、今後の影響が気になるところだ。
手洗い励行と、花粉症であるのでマスクをする、それくらいしかできないが。
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徳永二男、堤剛、練木繁夫による珠玉のピアノトリオ・コンサートVol.6

2020-02-22 17:25:20 | 音楽 Classic
ヤマハホール

売り切れだったが、空席が目立った。
コロナの影響が出ているか。

緻密だが、楽しんでいるのが伝わってくるような三重奏。そして、重厚感と安心感もある。素晴らしい演奏だった。

一週間前に、世代が下のメンバーで、同じブラームスは聴いていた。対比して、彼らも十分なキャリアを積みつつあるが、清新さという表現が当てはまるなあと思った。



出演
徳永二男(バイオリン)
堤 剛(チェロ)
練木繁夫(ピアノ)

演奏曲目
F.J.ハイドン/ピアノ三重奏曲 第25番 ト長調 「ジプシー・トリオ」 Op.73-2, Hob.XV-25
L.v.ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲 第5番 ニ長調 「幽霊」 Op.70-1
J.ブラームス/ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 Op.8 

アンコール
ベートーヴェン ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調 街の歌 第二楽章
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市場と権力

2020-02-22 17:04:23 | 読書
「資本主義と闘った男」が、良かったので、同じ著者の作品を読む。

こういう本、読みたかった。2013年に出て、賞もいろいろ取ってるのにも関わらず、寡聞にして知らなかった、恥じ入る。

友人ともこういう本、読みたいよねと語っていて、実は出てたんだなと。きちんと取材をして、怪しくないソースで、知性のある人が書く、まさに日本は弱いが海外での良質なジャーナリズム。

生い立ちから書き起こし、なぜああいう人物がというのを描く。東大入試の話は笑った。真相を初めて知った。入試がなかったことが、バネになっているのかと思っていた。

自腹で、勉強会をやっていた等の記載はフェアだ。ただ、自腹を切れるほどの稼ぎはどこから生じていたかというのと表裏の関係になっている。

田原総一朗お気に入りの野党のスポークスマンというイメージだったが、入閣したときはびっくりしたのを思い出す。学生時代の民青といい、権力に対して正直なのだろう。民青から転向して、自民党のブレーンになった学者を何人か知っているが、学者としての矜持があった方々だった。

彼は、博士論文や出版の逸話を読むとなるほどと納得する。やはり学者ではない。あるPhDを持つ方が、彼と会合の席で一緒になり、衝撃を受けていたことがあった。「経済の原則なんて全く無視で話す、IS/LM曲線の導出、できないんじゃないか」、と憤慨していたのを思い出す。

権力だけでなく、カネもというのは、平成以降の動きだろうか。昭和の時代は権力とカネがここまで一緒に追求されるものではなかったように思う。

彼の手法は、反面教師にもなるし、良くも悪くも参考になる。

今、麻生氏に疎まれているのも良くわかった。また、森氏が評価しないのも、森氏には小池百合子と同じ匂いがするのではないかと思った。

いろいろと考えさせられるという意味で、良書であると思う。
著者に改めて敬意を表したい。


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