Running On Empty

Pretenderの備忘録

二月大歌舞伎 夜の部

2020-02-24 22:39:31 | 歌舞伎
歌舞伎座

我當、時々口上に出てくるが、こうして舞台に立ってセリフというのは嬉しいものだ。おおらかな芸風で、いい味を出していた役者だった。年齢を考えると、後遺症とでこれ以上の活躍は望めないかもしれないが、たまに、こういう形で姿を見せてほしい。息子の進ノ介が心配だが。

羽衣。玉三郎は能が好きだ。解説者は能を一生懸命解説する。しかし、能が観たい人は能楽堂に行けば良い。歌舞伎座には歌舞伎舞踊を見に来ているのだ。最近の新作よりはまだ昔からの曲なのでましという程度。

文七元結、菊五郎が元気で動きも良いのが嬉しい。時蔵に代わって、雀右衛門が女房役。ちょっと大げさすぎる感じもあるが。真面目な人なので、まじめにはじけるというか。

新口村の道行。秀太郎は、年齢を考えるとなかなか舞踊は厳しい。最近はほとんど舞台では踊ってない。梅玉、松緑が支える。

三十三回忌は六年後、果たしてどうなっているだろうか。誰かが欠けて、それとの合同の可能性か。

十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言
一、八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)
湖水御座船の場

佐藤正清
斑鳩平次
正木大介
鞠川玄蕃
轟軍次
雛衣
我當
進之介
萬太郎
松之助
片岡亀蔵
魁春

二、羽衣(はごろも)

天女
伯竜
玉三郎
勘九郎

三遊亭円朝 口演
榎戸賢治 作
三、人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)

左官長兵衛
和泉屋清兵衛
女房お兼
和泉屋手代文七
娘お久
小じょくお豆
家主甚八
角海老手代藤助
角海老女房お駒
鳶頭伊兵衛
菊五郎
左團次
雀右衛門
梅枝
莟玉
寺嶋眞秀
片岡亀蔵
團蔵
時蔵
梅玉

十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言
四、道行故郷の初雪(みちゆきこきょうのはつゆき)

忠兵衛
万才
梅川
梅玉
松緑
秀太郎
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする