面白かった。
この作品は、猿之助が合うなと以前から思っていたので、嬉しかった。はまり役だと思う。
杉原演出は、セットや小道具、音楽に現代性を打ち出し、それが舞台に自然に溶け込んでアクセントとなっている。刺激的。場面転換に光と闇を上手く使うのは非常に斬新。
役者陣も、猿之助以外も安定感。三宅も複数の役にチャレンジし、上手い芝居とは言えないが、決して足を引っ張るレベルではなく、きちんとカンパニーに着いていってる。川平の狂言回しが見事。
緊急事態宣言下ではあったが、18時半スタートで、終演21時40分。座席も100%。帰りがパルコが閉まっていたんで、エスカレーターが使えず、外階段や非常階段を利用。
パルコ劇場
作 井上ひさし
演出 杉原邦生
音楽・演奏 益田トッシュ
出演 市川猿之助 三宅 健 松雪泰子 髙橋 洋 佐藤 誓
宮地雅子 松永玲子 立花香織 みのすけ / 川平慈英