重たいものが三番。13時から予定の終演時刻18時20分を大幅に回り、19時。まあ、想定内。
安宅、この時期に人数の多い密なものをやるんだと思ってみていた。歌舞伎は1時間程度だが、今日は90分の予定が115分くらい。勧進問答までが50分、その前が長い。延年の舞いはあっさりしたもの。
西行桜、この季節に相応しいもの。じっくり聞かせる。
道成寺、やはりこれが出ると、シテの関係者はお祝いでそろい、売り切れとなる。今回は、声が響いた。乱拍子の緊迫感。
安宅、道成寺、ともに歌舞伎の人気演目となった。歌舞伎作者は何を考えてみていたのかなどと思いを馳せるのも面白かった。分かり易く、アピールしやすくしている。
宝生能楽堂
能 安宅
シテ 朝倉俊樹
狂言 樋の酒
山本東次郎
能 西行桜
シテ 田崎隆三
能 道成寺
シテ 金森良充