第1回 両国と『三人吉三』~魂をしずめる場所~
講師:木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
朗読:大石将弘 永井茉梨奈
作曲・演奏:やまみちやえ
1000円での配信、ぴあ手数料が220円もかかるが。。。
期間が一週間というのは残念だ。
三人吉三を通じて、当時の江戸の地域や歴史を辿る語り、間でセリフや三味線があり、楽しい時間となっている。イヤホンガイドは、松竹と一体なので、役者の話題や歌舞伎の衣装や演奏の解説が多いが、かなり違ったアプローチで面白い。歴史のうんちくもある。
朗読が、歌舞伎役者の黙阿弥調に慣れていると物足りない。
歌舞伎はプロ集団として、松竹が圧倒的な存在。前進座が松竹と同じような小さな存在。花組芝居や木ノ下歌舞伎が、以前だったらキワモノ的なものが、杉原邦生みたいな才能を得て、面白くなってきている。古典がどういう形で生き残るのか、興味深い。