原作は19世紀末ウィーン、それが映画やオペラになり、20世紀末の英国に置き換えられたことも。今回は現代の東京。原作は読んでないのでわからないが、置き換えで、ほとんど新作なのではと推測する。
不倫、売春、トランスジェンダー、同性愛等々、目まぐるしいがそれが環で繋がっている。杉原の得意とするようなテンポのよい演出。
高木雄也は存在を知らなかった。そんなにイケメンでもないし、芝居もそんな上手くないし、脱ぐシーンで体が鍛えられてなく、最近のアイドルはストイックじゃないなあ。ギターくらい弾いてほしかった。カーテンコールですっぴんで出てきたときは爽やかアイドルという感じだった。
客席は95%が女性で、太った女性に挟まれ、体がぶつかりそうだった。。。
パルコ劇場
原作 アルトゥル・シュニッツラー
作 山本卓卓
演出・美術 杉原邦生
出演 髙木雄也 清水くるみ