平日夜に能楽堂で、初心者もターゲットにしたイベント。
上演する能を分かりやすい台本として声優が朗読。和楽器の演奏も付く。役により声色を変えて、現代版浄瑠璃のような感じ。
続いて、宗家が司会で、台本を書き下ろした脚本家、声優で鼎談。能の理解を深める趣旨か。
そして、能と、関連演目の仕舞。
全部で2時間半程度。
半分程度の入りだったが、新しいファンをどの程度開拓できているかは不明。新しい試みはいろいろとあってよいかと思う。
宗家が熱心に推進している解説が出るウエアラブルのためか、上演中の客席照明を消している。それが雰囲気が良く、声が響くように感じる。
清経は、シテは、朗々と謡い、力強くでも美しく舞っていた。
宝生能楽堂
朗読「清経」 小野友樹(声優)
鼎談 小野友樹、宝生和英、長田育恵(脚本家)
能 清経
シテ 田崎甫 ツレ 朝倉大輔 ワキ 舘田善博
大鼓 高野彰 小鼓 清水和音 笛 栗林祐輔
仕舞 藤戸 澤田宏司
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