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Pretenderの備忘録

カール・ライスター Karl Leister

2005-09-09 16:39:59 | 音楽 Classic
松本から名古屋へ向かう特急信濃は9:01発。ちょっと早めにホームに到着。あれ、カール・ライスターじゃないか?一人でホームに立っている。思わず近寄り、話しかける。やはりそう。ベルリンフィルの首席クラリネット奏者だったライスターだ。
昨日のコンサートが素晴らしかったことを言う。彼も、一人だったこともあり、プログラムに気さくにサインしてくれ、自分の話をし出す。
L「サイトウキネンは84年からずっと参加している(知ってるよ、笑)」。
S「どうして、参加することにしたの?」
L「斎藤は知らないが、征爾に誘われたからね。音楽的にもレベルが高いし、非常にいい経験だ。昨年は5週間出ずっぱりだったよ。今年は1週間弱だけどね。先週東京について、これから大阪に行って、また東京に戻る。再来年で70になるから、そこでサイトウキネンは引退かな(エッ、今年聞いておいて良かった)。宮本は今年で引退したしね。彼は若いけど、家庭の事情か音楽的なものか良くわからないな(そうだったんだ、誕生日だと思ったよ)」
S「あなたが、コンサート終了後、一生懸命デジカメでステージの上で他のメンバーを撮ってたの見えましたよ、笑」
L「武満亡き後、日本の作曲家としては西村だと思う。西村が僕のためにクラリネット曲を書いてくれてね、その打ち合わせも東京でするんだ。11月にベルリンでワールドプレミアで来年の4,5月に日本を縦断するよ。」
S「行きますよ」
L「2007年は70になるし、演奏生活50年にもなるんだ。カラヤンのもとで30年以上、アバドの下で3年で辞めるつもりがアバドに頼まれて4年。合計40年近くベルリフィル 
にいたよ」等々

素敵な時間を過ごすことができました。

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