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Pretenderの備忘録

六番目の小夜子 ドラマ

2021-08-03 17:04:15 | TV
2000年に放映された伝説の学園ドラマ全12話が、3日間で一気に再放送。
数年前に、今26歳の子が、「幼稚園の時に、観て怖かった」と、熱く語っていたのが気になっていて、今回、観ることができた。一気に観てしまった。

オリンピックばかりやっているTVの中で、こういうのは良い企画だ。

まず、出演者が凄い。現在活躍している役者ばかり。みんな面影があり、整形してないなあと、(笑)。そして役が現在演じることが多いイメージとオーバーラップする。鈴木杏はひたむきさ。栗山千明は、美しいながらミステリアス。松本まりかは一筋縄でいかない存在。勝地涼の独特の存在感。山崎育三郎は、こんな役もできるんだと。山田孝之は、ホント、美しい顔してたなと、ちゅらさんの弟のイメージが強い。美保純は全然変わらず、若さをキープしている現在が凄い。小日向は何でもできる存在感。村田も、こういう役がはまってるよなあと。

そして、作者は、蜜蜂と遠雷の恩田陸という。

内容は、ホラーやミステリーの要素をまぶせて、学園における生徒の成長を描いたもの。私の幼い頃は「タイムトラベラー」があって、大ヒットした。作者は筒井康隆であった。

中学生日記もなくなり、今、こういう学園ドラマってあるのかな。

【原作】 恩田陸 「六番目の小夜子」
【脚本】 宮村優子 
【音楽】 coba 
【初回放送】 2000年4月8日~6月24日 ETVドラマ愛の詩にて放送
鈴木杏 栗山千明 山田孝之 松本まりか 村田雄浩 一色紗英 美保純 古尾谷雅人 多岐川裕美 勝地涼 山崎育三郎 冨士眞奈美 小日向文世
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パンケーキを毒見する

2021-08-02 21:04:29 | 映画
心意気は良しとしよう。ただ、マイケルムーアみたいな迫力はない。テーマがテーマだからかもしれないが。
アニメーションは、微妙に捻りが効いておらず、ストレート過ぎて、風刺になっていない。大学教授を使ったご飯論法の解説も、今一つ切れ味が悪い。
取材に応じてくれる人が少ないために、冒頭に断られるやり取りを入れたのは良いが、この映画だと断って正解かとも思うし、断らなければもっといい映画ができたとも弁解はできよう。
赤旗の取材は面白かったが、赤旗であるがために、映画全体のトーンが微妙に変わってしまうと思う。
最後のデータを使った分析は面白かった。あれが冒頭に来て、変化の過程をたどり政治における責任、原因をというのであれば、よりドキュメンタリーとして考えさせるものになったのではないかと思う。
よくも悪くも「毒」がないのだ。
官邸サイドはホッとしていると思うし、この映画で政治に関心を持つとか、批判が高まるとかはあまり期待できそうもない。
君はなぜ総理大臣になれないのか、ピケティとこの手の映画は観客の年齢層が本当に高い。興味があるものが提示されていくネット時代、自民党支持者もしくは無関心の若者にリーチできていないのだろう。
心意気がよいだけに、残念だ。


新宿ピカデリー
監督 内山雄人
企画 河村光庸
製作 河村光庸
エグゼクティブプロデューサー 河村光庸
音楽 三浦良明 大山純
アニメーション べんぴねこ
ナレーター 古舘寛治
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