先月末から、出勤前の散歩の途中の益田川沿いにヒガンバナが咲いていて、そろそろ花も終わりかな?と思っています。
ヒガンバナは何故か話題の多い植物で、花が見頃となるとテレビ等で紹介されたりするので人気があるんだな~と漠然と思っています。
でも、私は今ひとつヒガンバナの花を好きになれないでいます・・・
何だか見ていて必要以上に寂しい気分になるから・・・
あの毒々しい朱色の花と、花の時期には花茎だけがニョッキと伸びているだけで異様な出で立ちにみえるから・・・・
それ以外に、子供の頃、読んだ新美南吉さんが書いた童話「ごん狐」の挿絵に描かれていたヒガンバナを思い浮かべることもあるのです。
あの、悲しい物語とヒガンバナが、どうしてもリンクしてしまうんです。
個人的な感情から評価してしまってはいけないと思いつつ、何でヒガンバナの花が咲いたことが話題となりテレビにまで出てくるのか分からないでいます。
そんな、ヒガンバナが益田川の堤防の草刈りで刈り取ることなく残っているのが不思議でならないのです。
さて、ヒガンバナですが、リコリスという有毒物質を含む毒草であるにも関わらず、救荒植物として利用されていた地域があります。
根茎に豊富なデンプンを含むため、毒抜きをしてまでして保存して飢えをしのいだそうです。
お味のほうはというとまずかったということを宮本常一氏の忘れられた日本人の中の土佐源氏の中に書かれています。
根茎は生薬としての利用もあり催吐材として使われていたとのことです。
そんな利用をされていたのですが毒性は強く、毒抜きに失敗すると猛烈な吐き気に襲われるということ。
そんな説明文をみているので毒抜きして食べようなんて気になりません・・・・
ちなみに、私の住む下呂市萩原町では救荒植物として使われることは無く、根茎をすり潰したものを足の裏に貼り付けて熱冷ましとしたそうです。
何故、分かったかというと、お年寄りを前にヒガンバナを指さし「昔、食べました?飢饉の時に毒抜きして食べたということを本で読んだんですが?」と尋ねたら「こんな毒のあるものたべすか!」と一言。
そんな、やりとりを他の知人に話したら先ほど書いた熱冷ましの民間薬として利用されたことを教えてくれたのです。
個人的には花が見頃というよりヒガンバナという植物の利用について掘り下げたほうが魅力があると思っています。
利用が無くては外国から移入されることなんてなかったでしょうから。
今の時代に持ち込んだら特定外来種となってもおかしくないヒガンバナ。
昔からの利用があったから外来種であってもオオハンゴウソウのように特定外来種として駆逐されようとはしないのだと思います。
あと、先月末から散歩コース沿線の益田川沿いの土手は草刈りをしていたのですがヒガンバナだけは刈り取ることがなされず、今行くとポツリとヒガンバナの花だけが目立つようになっています。
この様子をみると特定外来種って何だろう?と素朴な疑問を持ちます。
色々とヒガンバナについて書きましたが、写真を撮る気が起こらず昔の写真を添付して終わります。(管理人)
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村のいろいろなランキングに登録してみました。
みんなでクリック!!
ヒガンバナは何故か話題の多い植物で、花が見頃となるとテレビ等で紹介されたりするので人気があるんだな~と漠然と思っています。
でも、私は今ひとつヒガンバナの花を好きになれないでいます・・・
何だか見ていて必要以上に寂しい気分になるから・・・
あの毒々しい朱色の花と、花の時期には花茎だけがニョッキと伸びているだけで異様な出で立ちにみえるから・・・・
それ以外に、子供の頃、読んだ新美南吉さんが書いた童話「ごん狐」の挿絵に描かれていたヒガンバナを思い浮かべることもあるのです。
あの、悲しい物語とヒガンバナが、どうしてもリンクしてしまうんです。
個人的な感情から評価してしまってはいけないと思いつつ、何でヒガンバナの花が咲いたことが話題となりテレビにまで出てくるのか分からないでいます。
そんな、ヒガンバナが益田川の堤防の草刈りで刈り取ることなく残っているのが不思議でならないのです。
さて、ヒガンバナですが、リコリスという有毒物質を含む毒草であるにも関わらず、救荒植物として利用されていた地域があります。
根茎に豊富なデンプンを含むため、毒抜きをしてまでして保存して飢えをしのいだそうです。
お味のほうはというとまずかったということを宮本常一氏の忘れられた日本人の中の土佐源氏の中に書かれています。
根茎は生薬としての利用もあり催吐材として使われていたとのことです。
そんな利用をされていたのですが毒性は強く、毒抜きに失敗すると猛烈な吐き気に襲われるということ。
そんな説明文をみているので毒抜きして食べようなんて気になりません・・・・
ちなみに、私の住む下呂市萩原町では救荒植物として使われることは無く、根茎をすり潰したものを足の裏に貼り付けて熱冷ましとしたそうです。
何故、分かったかというと、お年寄りを前にヒガンバナを指さし「昔、食べました?飢饉の時に毒抜きして食べたということを本で読んだんですが?」と尋ねたら「こんな毒のあるものたべすか!」と一言。
そんな、やりとりを他の知人に話したら先ほど書いた熱冷ましの民間薬として利用されたことを教えてくれたのです。
個人的には花が見頃というよりヒガンバナという植物の利用について掘り下げたほうが魅力があると思っています。
利用が無くては外国から移入されることなんてなかったでしょうから。
今の時代に持ち込んだら特定外来種となってもおかしくないヒガンバナ。
昔からの利用があったから外来種であってもオオハンゴウソウのように特定外来種として駆逐されようとはしないのだと思います。
あと、先月末から散歩コース沿線の益田川沿いの土手は草刈りをしていたのですがヒガンバナだけは刈り取ることがなされず、今行くとポツリとヒガンバナの花だけが目立つようになっています。
この様子をみると特定外来種って何だろう?と素朴な疑問を持ちます。
色々とヒガンバナについて書きましたが、写真を撮る気が起こらず昔の写真を添付して終わります。(管理人)
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村のいろいろなランキングに登録してみました。
みんなでクリック!!