できました。
革のアルバムカバーです。 これを作るために大型のバケツ型バッグができるくらいの革をつかってしまいました。 母が、「アルバムなんかにもったいない。」と言っています。 はい、ごもっとも。 アルバムが2冊あるので二つ作ろうかと思いましたが、ひとつでやめます。
なぜこんなものを作ることになったかというと・・・・・
以前作った40号の作品「たそがれ」の、試作品があるからなんです。 それも2枚。
わたしは、大きな作品を作る前には必ず小さな革で試作品を作ることにしています。 今回は色を迷って、ふたとおり作ってしまいました。 それはいいのですが、問題なのはそれの使い道。 試作とはいえ捨てるにはもったいないし、何か有効活用をーというわけで今回はアルバムカバーにしてみました。
革の真ん中をくりぬいて、試作品のろうけつ染めを額に入れたようなデザインにしています。 周りを彩る花は、建物の暗さをカバーするように派手目に。 ろうけつ染めではなく、カービング(革に切り目を入れ、周りを工具でたたいて浮き彫りにするやりかた)で作っています。
片方はベルトに差し込むようにして、アルバムが厚くなっても調節できるようにしています。
裏はちょっと失敗。 えらく計算違いをして、 模様が真ん中にきてしまうし、 寸法は足りなくなるし・・・・。 でも苦肉の策でステッチでつなげた部分がちょっといい感じかも。 このつぎはぎ、バッグなどにも応用できそうです。
このカバーを、オランダ・ベルギー旅行のアルバムにつけるつもりです。 表紙がデュリュビュイの街角なので中身にぴったりでしょう?
わたしがオランダのチューリップ目当てにでかけてからもうすぐ1年がたとうとしています。 記憶がこれ以上薄れないうちに思い出を綴っておこうと思います。 というわけで、明日からしばらくは、オランダ・ベルギー旅行記ですよ。