高い桐の木が数本植えられている場所があるのですが、冬になって木が落ちるといつも気になっているあのかたまり。 やどりぎかしら。 いえ、やどりぎならもっと丸いボール状になっているはず。 きっとなにかの鳥の巣にちがいないと思っていました。 何年も前からのっかっているのです。 それも2カ所。
かなり大きい巣です。 大きい鳥に違いありません。
このあいだ、この巣の上でからすがウロウロしているのを発見。
そうか、からすだったのか~。
からすということは全く念頭にありませんでした。 なぜか「から~す、なぜ鳴くの からすは山に~」という歌が子どもの頃からインプットされていて、夕方になるとからすは山へ帰る、と決め込んでいましたから。
別の日、もう一カ所、高い木の上にある巣と2羽のカラスを見かけました。 おお~、ここにもあった。 これで3カ所です。
そしてもう一カ所、桜の木の上に。 でもこれはもしかしたらハトかもしれません。 というのは、3カ所の巣に比べると巣の位置が低いからです。
というわけで、500メートルほどしか離れてない場所に4カ所の巣が作られていました。
巣は、木の枝を巧みに重ねてかごのようになっていました。 そういえば2回ほどカラスが木の枝をくわえて飛んでいるのを見たことがあります。 からすのくちばしって意外と強いみたいです。
ほら、こんなに大きなものでもくわえて飛ぶんですよ。 さすがに疲れたのか、カーブミラーの上で一休み。
もっと近くで撮ろうとしたら、さっと飛び去ってしまいました。 ふだんは人家の近くにいて、ごみをあさったり、卵を盗んだり、けっこう大胆なくせに、なかなか良い写真は撮らせてくれません。 おまけに、あの巣の高さ。 あれでは人も、蛇も巣を荒らすことはできないでしょう。 なかなか用心深い鳥だと思いました。 下から見ても、空の巣にしか見えません。
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