あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

萬翆荘バラ展

2010-05-18 21:08:57 | お出かけ

 日曜日の朝、母から電話がありました。
 「萬翆荘でバラ展しよろ(しているでしょう)?」
 つまり、アッシー君の要請でした。 去年も行ったから今年はいいのかと思ってたのに。
 そこで、父母を連れて萬翆荘へ。


 萬翆荘は駐車場が狭いので、ふだんは美術館の駐車場に停めるのですが、そうするとかなり歩かなければなりません。 しかも建物は坂を上った小高い森の中、母はともかく父は歩けないだろうと判断して、敷地内の駐車場に停めることにしました。
 しかし、そのためにはかなりの時間待つことを覚悟しなければなりません。 坂の上の雲ミュージアムの前で止まったまま10分以上待ったでしょうか。
 


 ミュージアムのガラス張りの窓に新緑が映しだされていました。



 


 萬翆荘正面。 大正時代に建てられたフランス風の建物で、愛媛県の文化財に指定されています。


 ちなみにこれを建てた久松定謨(さだこと)伯爵は、明治時代フランスの陸軍士官学校に留学しましたが、その際に「坂の上の雲」の主人公秋山好古を随行しました。 秋山好古はフランス式騎兵戦術を学び、のちに日本陸軍騎兵隊の父と呼ばれるようになったのです。


 庭のテントで入場料を払って入ります。
 


 「65歳以上は半額だって。 あ、老人手帳がいる。 持ってないよね。」 すると受付のわたしくらいの年齢の女性が、にこやかに
 「なくてもいいですよ。見たら分かりますから。あなたまで65歳以上ですと言われたら、それはだめですけどね。」
 「ははは、いくら半額にしてやると言われても、わたしのほうもごめんです。」
 こんなやりとりをしていると、見知らぬ女性が、
 「余っているから使ってください。」
 と、招待券を一枚くださいました。 受付の女性、
 「招待券は、値段の高いあなたが使うことにして、お年寄り二人分いただきますね。」


 まあ、なんとおおらかなのんびりしたやりとりだったことでしょう。 結局バラ展を見るために支払ったのは200円でした。 


 中へはいると、母が
 「まあ、前とは大分違うなあ。 こんな飾り方してなかったじゃろ。」
 と言います。 あれ?去年も来たのに・・・・ (去年の記事はこちら
 しかし、よく考えてみれば去年は母を連れてきてなかったのです。 父にいたっては何十年ぶりのバラ展なんでしょう。 


 衝立の向こうにちらっと見える装飾的な壁や天井、シャンデリア、



 
 
 カーテンの豪華なタッセル



 この美しい建物の中でゆったりと展示したら、それはよく似合って豪華だと思うのですが、1階の一部屋を衝立で3部に仕切ってびっしりと並べてあるのがとても残念です。 
 人も多く、薄暗いため写真がうまく撮れません。 立ち止まると迷惑なので、移動しながらとにかくシャッターを押して・・・・・



 パソコンに取り込んでみたら、きれいに撮れているのはほとんどありませんでした。 トホホ・・・・



 



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コメント (10)
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