7月20日を過ぎて、わたしはかなり焦っていました。京都行きが迫っています。なのにプランが全然決まってなくて。
ああ、緊張する。フリーで旅行するってこんなに難しかったっけ?
いや、わたし一人なら行き当たりばったりでよかったのですが、ウマオも一緒なものですから。この猛暑の中、しかも人出の多い祇園祭の後祭りに。移動は全て公共の交通機関利用です。
それに、旅行計画に集中できない事件が次々と起きまして
免許証がない、メガネが壊れた……まだまだあります。自分の迂闊さから引き起こした事件の数々。こんなにぼんやりしていて大丈夫か?
全て解決はしましたが、自分の旅支度は前日夜遅くになってしまいました。暑さ対策、迷子対策、急病対策…いつにも増して念入りに用意しました。そして翌日、眠い目をこすりながら空港へ。これだって居眠りするわけにはいきませんから、気合を入れて運転しましたよ。
無事飛行機に乗り込んだ時はほっとして眠気が襲ってきました。が、ウマオの声、で何度も起こされましてー
連日の晴天で、石鎚山やら瀬戸内海大橋やらがはっきりとみえたそうです。
伊丹空港からリムジンバスで京都駅へ。
京都駅のコインロッカー
昔のように鍵がついてないので、空いてるか空いてないかわからない。歩き回ってもとの場所に帰ってきたら、目の前で荷物を取り出す人がいて、やっと確保できました。
が

ハイテク過ぎて使い方がわからん!

なんとか荷物を預ける事ができたのでまずは腹ごしらえ。駅内にマクドナルドがあったのでそこで駅を歩く人を観察しながら食べました。外国人の観光客が結構いましたね。
それから、今日第一の目的地、東寺(世界遺産)に向かいました。歩いて行けない距離ではないのですが、この暑さの中、一歩でも歩く距離を減らしたい。というわけで、たった一駅ですが電車に乗りました。その切符を買うときにもドジをして駅員さんにお世話になるしー
昼過ぎの通りは陰が一つもなくて、反対側に渡り、わずかな陰を探して歩きました。か、着いてみたら入り口は、もともと歩いていた通りの側でした。

ああ、損した。
それくらい歩くことをけちったのです。とにかく暑い。
南大門から入ります。

金堂


後ろに見えているのは講堂です。金堂内部を見学するために拝観受付まで行かなければなりません。敷地は広々、本来ならば清々しい空間なのでしょうが、遠かったです。
まずは金堂で薬師如来や日光、月光菩薩、12神将像などを拝観。日本史で必死に覚えたっけ。壁際に座り込んでいつまでも見つめている外国人観光客が何組もいたのが印象的でした。
金堂を出ると簡素な庭がありました。

鶴亀ならぬ鷺亀のいる池

この辺りは木々も多くそこかしこにベンチもあって、ホッとしました。人はさほど多くなく、お寺らしい静けさが漂っていました。よかった、ひしめき合うほどの混雑じゃなくて。

鶴亀ならぬ鷺亀のいる池

この辺りは木々も多くそこかしこにベンチもあって、ホッとしました。人はさほど多くなく、お寺らしい静けさが漂っていました。よかった、ひしめき合うほどの混雑じゃなくて。
ウマオは五重塔のてっぺんまで登れると思っていたみたい。登らないとわかって興味は休憩所のかき氷に。なので赤いもうせんを敷いた縁台き腰掛けて一休み。
京都駅から地下鉄て一駅、五条でおりてホテルへ。ダブルツリーバイヒルトン四条烏丸。新しいホテルです。
ここでもエレベーターが動かなくて大慌て。カードキーを所定の場所にかざさないと動かないのですね。このシステム自体は沖縄でも経験済みでしたが、気がつかなかったのです。表示は英語ばかり。それに、沖縄のヒルトンはそうじゃなかったぞ。こうしてなんとか部屋に辿り着きました。やれやれ。