あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

はなこの宝物

2024-05-14 00:22:00 | ペット
 はなこがうちに来てから半年が過ぎました。

 うちに来てまだ日が浅かったころ



 結構貫禄のある表情です。9歳ですから。

 お散歩中。小柄でおとなしいはなこは、子どもたちの人気者になりました。



 はなこは誰にもほえません。飛びついてもいきません。
 おとなしいねえ
 かわいいねえ



 本当にそうかしら? 大人しいというよりよそよそしい感じがするんだけど。それに、結構自己主張もするんです。帰りたくなければ座り込みをするし。
 
 3ヶ月後、ワンと、一声。はなこが初めて、散歩を催促しました。


 早く早く。地団駄踏んでいます。


 で、わたしに飛びついてきました。


 でもね、あまり喜んでいるふうには見えません。ついつい甘えん坊だったポチと比較するからかしら。

 そのはなこに、百均でボールを買ってあげました。押すとキュッキュッというのです。はなこは散歩の時、摘果した柑橘の実を転がして遊んでいましたから、喜ぶと思いました。
 はなこにあげると、すぐに咥えて小屋の中に入りました。あれ?鼻で転がして遊ぶんじゃなかつたの?

 その日、はなこは散歩に行きたがりませんでした。なんだか小屋を振り向き振り向き、渋々とついてきました。そして、帰るとすぐに小屋の中を覗き込み、ボールを見つけると安心したように小屋に入りました。
 どうもはなこにとってボールはおもちゃじゃなかったみたい。

 ウマオが先にはなこを連れ出して、そのあとわたしがボールを小屋から持ち出して、いっしょに散歩に行きました。

 人も車も通らない畑の道でボールを投げると、一目散に走って行って咥えます。


 
 そのままボールを離しません。




 無理やり取り上げようとしたら、

 ガルルルル 怒ってわたしの指を噛んだのです。
 痛い!ほら、見てごらん、指が痛かったのよ。とわたしが叱ったら、ちょっと反省したような?

 その後、はなこはボールを追いかけて行くものの、咥えようとはしなくなりました。どうも、咥えてはいけないと勘違いしたみたい。私たちは、はなこがボールを取ってきて渡してくれるように教えようと思ったのですがー
 ボールを投げると全速力で走って行って

 ほら、ここにあるよ。


 今度はここだよ、取りに来て。


 緑のボールはケイタがあらぬ方向に投げてしまい、二個目のボールを買いました。今度

 おにいちゃん、ボール投げて。


 ねえ、早く投げてよ。



 さあいくぞ!


 それ!


 ボールを追いかけて広場を走るはなこ


 けど持って帰ってくれないから、人間が取りに行かなければなりません。はなこもウマオも結構な運動量で


 少しスマートになったかな? 顔が笑ってるし。しかし、2個目のボールも紛失。うっかり藪の中に入っても、はなこは取ってこないのですから。
 

というわけで、私たちはボールをおもちゃにすることをやめました。3個目のボールは、しっかりと自分の小屋にしまってあります。


 そして、誰もボールを取らないとわかったのか、はなこはすんなりと散歩に行くようになりました。以前よりずっと嬉しそうにくるくる回りながら。










コメント (6)
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