と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

ファウスト

2008年08月13日 09時09分00秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 可能な限りこのブログのカテゴリー「中学生のみなさんへ」と、「在校生」の記事を同数にしたいと思うのです。これがなかなか難しい。毎日の記事へのアクセス回数が、300回になってきましたし、やはり欲が出てきます。これだけの回数で見ていただているとなると、サボるわけにもいかないです。ほかにもやらねばならないことがたくさんあって、ブログにかける時間は15分だけ。機関銃のようにキーボードを叩いています。ブラインドタッチをするために、ノートパソコンにデスクトップのキーボードをUSB経由でくっつけています。ちょっと落ち着いて書きたいのですが、無理な話であります。後で見直して訂正してばかりですけど。
 

 さて、今日は図書館でも行っている生徒諸君に。
 ゲーテのファウスト。
 


 この作品は、実に奥行きがあります。ぜひとも、一読を。宇宙の成り立ちとか、人間の罪悪とか、本当にいろいろと考えさせられます。宇宙がどうやってできたのかとか、地球の外からわれわれの地球を見たらどう感じるだろうとか、いろいろと考えてしまう。

 ちょっととっつきが悪いかもしれませんが、この夏休み中にぜひともチャレンジしてみてください。

 将来学者になりたいと思っている生徒は特に読んだ方がいいと思います。人間の持つ傲慢さというものを知ることができますから。あ、学者がすべて傲慢だと言っているわけではありませんよ。理性の万能をあまりにも絶対だと思わないということを言いたいだけです。ちょっとした事実だけで、価値の一般化をすぐしてしまいがちですからね、わたくしなどは。新聞の記事をちょっと読んだだけで、なんでも知っているような錯覚だけはしたくないと思っていますので。

 主人公はドクターのライセンスをとってから、メフィストに誘惑されて、若返りの魔法に屈してしまうのですが、そのあたりが実に面白い。あらゆる学問の真髄を極めて、ドクターになったはずのファウストに煩悶があるからです。生命まで作ろうとするのですから。

 人間社会のせせこましさがあきれるほど出てきます。笑ってしまうほど。ゲーテなんて言うと、なんか小難しい作家と考えてしまいますが、決してそんなことはありません。

 要するに楽しんで読めばいいのです。あ、こんな人間いるなぁとか。こんな風になりたくないなぁとか。それが鍛えてくれるのです。精神を。

 やること、やらねばならないことはたくさんあるのです。時間がいくらあっても足りないでしょう?
 本当に。
 


 がんばってください。
   



コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/