最後の学年だより

明日、卒業式であります。

３学年主任から最後の学年だよりが発行されました。
巣立っていく卒業生への、先生方の力みなぎる応援歌であります。
ありがたいものであります。
こういう関係性をもっともっと大切にしていただきたいと思います。

人は人であって、これは漢字の成り立ちから言って、複数形であります。
支え合ってこその人であります。
あるいは、ご縁を大切にすると言い換えてもいい。

卒業式でも申し上げますが、一人孤高のまま深山にいるわけにはいかないのが人間であります。

どうか、大きく羽ばたいていただきたい。
それが、若者の宿命です。

大事をなす者は、陋巷の中で活躍するしかないのです。
我一人清い生き方をしているというのもいいのでしょうが、いろいろな方々との関係性の中で鍛えられ、学習していっていただきたいと思います。

それがわれわれ教職員の尽きせぬ楽しみでもあります。

また明日！
（３年生には最後のメッセージになりますが・・・）

同窓会入会式

　　　同窓会入会式にあたって
                                          　
　卒業を明日に控えて、本日同窓会長様はじめ役員各位の皆様方と同窓会入会式を迎えることができたことを、たいへんうれしく思います。
　
　今年度は、同窓会・ＰＴＡの方々のご尽力で、尚志という碑をご寄贈いただきました。まことに立派なこれからの県立銚子を象徴する碑であります。
　ありがとうございました。

　この碑の言葉のごとく、どこまでも高く、ゆかしく、連綿と続くことのできるこころのあり方を志向して参りたいと感じております。
　志とは、目標を高く掲げ、その目標が必ずや達成するということにもつながります。尚志を掲げる者は、必ず成功するとも言われます。これまでも、これからも「志」を尊び、達成への努力を誓いながら、卒業後の進路を雄々しく歩んでいってください。自分の頭上に、「志」という炬火を掲げながら、まっしぐらに歩んでいってください。
　山路で、行く手が暗かったら、前方を照らしながら進みます。足もとだけを見て歩いていては、道に迷います。周囲の風景もわかりません。サーチライトとか、いろいろな手段を使って、わたくしたちは前方を目指すわけであります。灯台もそうです。目標とする目印があるから、大海原をつっきることができるわけです。
　そうした時に、「志」は非常に大切なものとなります。

　どうか自分独自の志を持ってください。
　そのために、古今東西の叡智に接してください。独自性を発揮するためには、独自性を養わなくてはなりません。大学ばかりではありません。短期大学、専門学校、そして就職先で、独自性を発揮してください。どんな場所でも、どんな機会であっても、自己を高めていくことは可能であります。

　本日、ここに同窓会の方々から、入会の式を開催していただき、ほんとうに感謝申し上げます。一〇〇年を迎え、一〇〇年を超えた卒業生であります。これからも、県立銚子発展のために、邁進させていただきますことをお誓い申し上げます。
                                       　　　　　　　　　　　　　　　 校長　外山日出男