この3月に巣立った卒業生から大震災への衣服支援をいただきました。その時に添えてあった手紙です。
3学年主任からいただきました。名前は聞きませんでした。
「私の私物がだれの手に渡るか、使い物になるかわかりませんが、少しでも、気持ちだけでも、だれかの助けになればと思います。このような時になってみると、普通に物があること、勉強できること、友達に会えること、食べれること・・・・・・・・・・・ありがたく感じます。大変なのは自分一人だけじゃない。共に生きよう。後輩達全員が元気に学校に通えますように。先生方が笑顔で授業を行えますように」
崇高な精神であります。こういう卒業生を持ったことを誇りに思います。さすがに、県銚生は元女子校らしい優しさに満ちています。
今日の授賞式の後に、生徒会長から募金の提案がありました。さすがであります。生徒達の自主的な提案がある。生徒会顧問の先生の指導もすばらしい。授賞式自体も本当に多くの生徒が表彰されました。時間がかかりましたが、その時間がかかることもまた進展の証。
それにつけても、こういうときに自我のみにこだわることなく、他のことが考えられるかどうかということです。人格にも結びつきます。自分さえよければいいというのは、自他の関係性を無視している。人間はすべてにつながっているからです。それを無視して、おのれ一人の幸福追求をしておっても、まったくの無意味。
たいしたものです。
生徒会長です。問題意識が違う。
また明日!