次年度への準備をいろいろとしております。
今日もいろいろな方とお会いしておりました。
これまでも、ずっと交通安全教育をやってきたのですが、4月から交通安全教育部会を束ねなければなりません。
それで、事務局の先生が他校におられるものですから、本校に来ていただいていろいろと新年度の準備もしておりました。
間で新採用の先生方との面接もあります。まさに細切れ時間をどう使うかという課題を与えていただいたような感じでありました。
そして、今日一番うれしかったのが、ながいことおつきあいさせていただいている知人から、お嬢様の結婚式の招待をいただいたことであります。こういう話が一番です。なんといっても、明るい話であります。つまり「陽」。
わたくしの名前も「陽」。「日の出る男」です。めでたい席にぴったりです。結婚式にはふさわしい。
この名前は、亡父がつけてくれたのですが、常に陽転思考で生きていけということでした。なんどか、生前の父親に聞いたことがあります。確かに、陽転思考というのは、重要でありましょう。楽あれば苦あり。人生いつも順調とは限りません。嵐が来たときでもじっと耐え、理不尽なことが起きたら隙を狙って反撃のチャンスを待つ。作戦を練る。そういうことも大切であります。
また、考え方の修正で対応できることもあります。そういう心理学もあります。論理療法です。アルバートエリスが唱えました。日本では国分康隆先生が第一人者。悩みのある人に向いていると体験上思います。
今日はいろいろな方とお会いしているときに、4月から東京の新聞販売店で住み込みながら、予備校に通うという他校の女子高校生の話をお聞きしました。感動しました。人生を積極的に切り開いていくというその気概にです。自分の生き方を徹底することというのは、言うのは簡単ですが、行うのは実に難しいのであります。しかも9日に卒業したとは言え、まだ18歳。今風の女の子とは違う。たいしたものであります。
なぜそう思ったかというと、わたくしも同じ道を歩んだからであります。体験談をいろいろお伝えして、その方にエールを送ったつもりになりました。同じ新聞社でありました。頑張っていただきたいと思います。確かに辛いときもあります。大雨の時、雪が降った時、自転車で転倒した時。そんな時は情けなくなります。同世代の友人知人が遊びほうけている時には、ちょっと考えさせられることもありました。あちらの方々のなさっていることは、意味のある行為であるのだろうかと。このころから少しひねって考える癖がついたのかもしれません。
しかし、そんな時でも、「陽転思考」。これで乗り切ってきました。固定観念を変えるということに結びつきます。アルバートエリスです。「転」がキーワードです。陰から陽へ。いつまでも囚われないことです。転ずればいいのです。
また、他人を分析的に考えるようになったのは、そうした体験を経たからであります。理念や理想論の裏に隠された欺瞞。社会の役割というものの脆弱性や虚妄。幻のような地位に執着して現実性が理解できない不幸。学業と労働の両立で、たいして勉強できなかったのが唯一の不満でありましたが、悔いはありません。己の甲羅に似せて成長してきたつもりであります。もともと大したことはなかったのですから。
それにつけても、こころからエールを送りたい。
すばらしい生き方をしていただきたいと思います。
よくぞ決心なされました。
また明日!