3月19日の産経新聞朝刊千葉版です。
旭市の飯岡中学校の卒業式を扱ったものです。
実に心打たれる記事であります。写真も切迫感がある。真実を伝える見事な記事であります。
かようないたいけな中学生が泣いているのです。何度も言いますが、本当に衝撃的な被災であったからです。
こころのケアも必要でありましょう。
どのような進路を選ばれたのか、もしかしたら、本校に入学されるのかもしれません。
十分な受け皿を用意して、ケアにも留意して教育活動を行っていきたいと思っています。
斎藤孝先生という明治大学の教授が書かれている書籍はわりあいと好きです。教育学の先生ですから、こちらとしては積極的に読まねばならない。
井上陽水という歌手のことを書いた書籍を古本で買って、運動しながら読了したのですが、なかなかの良書でした。思うに、この井上陽水という方は、哲学者に好まれるようです。他にも哲学を専攻される大学の先生が取り上げられているのがまか不思議であります。
言葉のつながり、また言葉を最後まで言い切らないことの絶妙さ、日本的伝統である秘すれば花的な精神文化を取り上げていました。これは、斉藤先生の「文脈で考える」という思想と似ているような気がします。
井上陽水という歌手の情報収集スタイルも絶妙です。他人と話をしながら、B4の用紙を机の上に何枚も積み重ねていて、それに落書きのように図解をしながら聞いていくのだそうです。
ある種のマインドマップ法なのでしょう。驚きました。実はわたくしもマインドマップ法を日頃使っているからです。1.3ミリの実に太いシャーペンを使っています。最近は。これは一覧性に優れていて、全体をぱっと理解するにはなかなかいい。資格試験もこれでできるという本が売っているくらいですから。
放送大学の先生も、同じようなメモスタイルをとられていました。去年校長会で何度もご指導を拝受していたからです。
優れた方は、独特の勉強法を持っておられる。細部にこだわるようで、そうではない。だからといって大雑把かというと、まったく違って細部にも目配りがきいている。そんな方でないと一流の学者にはなれないのでしょう。
速読をモットーとしてるわたくしにはあっているやり方なのであります。
勉強をしていますか?
在校生諸君!