・この写真は創立当時の全校生徒合同体操のものです。明治44年、なんと100年前の1911年と解説がついています。
・なんどもこのブログに取り上げさせていただいた写真でもあります。
・この当時の県立銚子に入学していただたいた大先輩達は、どういう期待を持ってこの県立銚子に入学されたのでしょうか。
・ふとそんなことを考えたのであります。
・入学を決意されたのですから、なにがしかの旧制女学校に対するイメージというものがあって、それによって入学を決意されたのに違いありません。
・それが何かについて、是非ともお聞きしたいものであります。しかし、それは不可能であります。タイムマシンで明治の御代に旅するしかありませんから。
・この写真の先生の姿も尊いものであります。どうしても教えたいことがあるから、先頭に立たれて全校生徒を指導なされているわけであります。
・教育は人なりと言われます。たしかにそうであります。しかも、それは教えたい、教えてあげたい、この文化を後生に続く人々に伝えたいという気力が最も重要であると思うのです。そういう気力がこの写真から伝わってくるような気がするのは、わたくしだけではないと思います。
・ですから、教育における教育者の位置づけというのは実に尊いものなのであります。よく言われる言葉で、ニーズというものが使われます。微妙にコメントは避けますが、ニーズは生み出していくものであって、ただ単にニーズに対応していればいいというものでもないのであります。でないと、積極姿勢に欠けることになる。
・県立銚子に入学すれば、何かが得られる、自分が変わるかもしれない、なにかが県立銚子の教室には、グランドには、体育館には埋まっているような気がする・・・・・・そういう選びであってもよいのではないのでしょうか。
・ですから、創立当初の大先輩達は偉かったと思うのであります。できたばかりの女学校に、勇気凛々難関の入学試験を突破されて、当時同世代では何人も女学校には学べなかったという時代に正々堂々と、女学生として学ばれたわけであります。実に尊いことであります。
・このブログにアクセスしていただいている方々で、中学生の人もおられるそうです。中学の先生にお聞きしました。ありがたいことであります。
・時期も時期。高校入試が近いからでありましょう。
・どうか、本校入学を検討されている方へ申し上げたい。
・「県立銚子に入学すれば、何かが得られる、自分が変わるかもしれない、県立銚子の教室には、グランドには、体育館にはなにかが埋まっている」のであります。
・どうかそれを掘り当ててください。
・お待ちしております。
・勉強なさいませ。