と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

応仁記

2012年02月06日 22時38分58秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

・3年生は今が一番忙しいのですが、1・2年生もまたいろいろと勉強や部活動三昧であります。冬は寒いし、天候もままならないのでありますから、不便なことも多いのであります。今日は午後から雨天でありましたし。


・こうした中で、ご自分の興味ある分野を思い切り勉強されるのもまた良し。


・最近は能の本を集め始めて、ついでに室町時代のことも興味を持ち始めています。応仁記という古典をちょっとかじりはじめましたが、この応仁の乱というのはまったく不可思議であります。


・登場人物がくるくると入れ替わり、何がなんだかわからなくなってしまいました。それで、昨日からこたつに潜り込んで、A4のルーズリーフに整理を始めました。これくらいのことは日本史専攻の方なら朝飯前でありましょうが、素人のわたくしにはなかなか困難なことが多いのであります。丹念に読み込まないと誤解を生じます。よって、丁寧に読み込むしかない。尊敬する小林千草博士の日野富子に関する基礎文献であります。なかなか面白いのであります。


・いい対象に出会ったという感がしています。こういう書籍に出会った時は、一日中楽しいのであります。


・NHKテレビで徒然草を連続ものでやっていました。番組名は100分で名著・・・・・だったような気がします。けっこう楽しい番組です。毎回楽しみに見ているのですが、ふと気がついたのが、わたくしも加齢をしてきて読書の傾向が変わってきたなぁということであります。


・兼好法師というのは、高校生の時にはあまり好きではありませんでした。そういう固定化された価値観を持っている古典について、屁の突っ張りみたいな妙な固定観念があって、受験に出るから仕方なしに読んでいたような気がします。若気の至りであったのでしょう。それが、今はなかなかの味わいのある古典になってきました。


・室町期のことに興味を持ち始めたのも、あることがきっかけでした。死生学というものをやってきたからなのです。古典が先にあるのではなくて、そちらが先にあって、非常に興味を持ち始めました。それでもいいのだと思っています。どこから入るかは、これからもわかりません。どうなっていくのかもわたくしにはわからない。


・読書というのは楽しみでやっている分にはいいものであります。ただし、ある種の「罠」があります。それは自分で考えるのではなく、他人の頭脳を拝借している以上、自分で考えなくなるという「罠」が待ち構えているかもしれないということです。


・大量の読書をされるかたはそこに気をつけられた方がよろしいでしょう。つまり他人の受け売りでしかものを考えられないのではいかがなものかと思うからであります。


・もっともこれもまたわたくし自身への戒めでもありますが、ね。




・明日も元気で学校に来てください。在校生諸君!


・勉強しましたか?




 


コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

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高齢\(^_^)/