・この写真は数日前に雪が降った時の県立銚子高校の玄関であります。だいぶ溶けていますが。
・この手の建物の写真はほとんどこのBlogでは紹介してきませんでした。しかし、時間がたったら、建て替えですから、消滅してしまいます。
・存在するものは、それが目に見えるだけに、無存在へと行ってしまいます。はかないものであります。だから、本校は建物ではなく、教育内容で勝負をしてきたのでありますが、それがどうしたという天の声も聞こえてきそうであります。
・いい校舎にしていきたいものであります。いろいろなお願いをしております。楽しみにしていてください。
・卒業生で、このふところの深い「扇の構え」をしている校舎を記念撮影に来てくださる方もおりました。ありがたいかぎりであります。こんなありがたいことはありません。
・つまり卒業をされた方々のこころの中に、この実にふところの深い校舎が鮮明に刻まれているということであります。
・建物で成功したという大学をいろいろと探ってみた時もありました。先日、本校同窓会の役員の方々には申し上げたのですが、全国には女子大学から共学にして大成功をおさめた大学がいくつかあります。M女子大学が共学となって、学部も増やし、驚異的な成長をしていることに最も興味を持ちました。いろいろと接触を図って、情報をいただきました。それが県立銚子のことを考える上で良かったなぁと思っておるところです。
・この写真は、千葉市の青葉の森文化ホールで行われる喜多流の能舞台の案内であります。昨日、海上公民館で偶然手に入れましたので、問い合わせたところ、まだ空席があるとのことでありました。
・真ん中の前から7番目が空いていました。即、チケットを予約しました。ありがたいものであります。
・代金はコンビニで振り込むのだそうです。そんなことも初体験でありました。ずいぶん便利な世の中になったんですねぇ。まったく浦島太郎です。携帯の使い方も知らないんですからね。メールも、よくわからないですし。
・ついでに言えば,能もよくわからないんです。素人です。文献なら多少読んでいますけれども。
・じゃぁなんで見に行くか。
・4月からの生涯学習で勉強していきたい分野であるからです。ま、ちょっと普通の能楽ファンとは違う視点からではありますが。楽しみ、楽しみ。
・これをやったからといって、なにかの利益になるかというとなにもならないでしょう。メリットとかデメリットとかという世界とは無関係に生きてきたものですから。
・そんなことよりも、身体知というか、シテとワキの身体のさばき方も見てみたい。身体知というのは、脳の働きと密接に結びついていますから。
・身体の運用があって、はじめて健康に結びつくし、知的能力というのは、身体がベースになっていると日頃から考えているからです。知徳体と言われます。わたくしは、この位置関係にはちょっと疑問に思っているのですが、これ以上は述べません。
・単なる文武両道などということを言うつもりはまったくありません。(文武両道はこれはけっこうなものです。真剣にやればです)
・そんなことを能舞台を前にして考えてきたいものであります。
・特に最近は、能役者の背中が気になります。シテは若干前屈みになりますから、背中がすっと伸びない。それをすっと見せるために、どうするのか。秘訣があるんだそうですが。
・和服は背中に家紋があります。これはいいものであります。すっとした姿になることができる。
・背中に目があるような武道家もいます。油断できない一番怖い存在です。そりゃそうでしょう。明治以前は腰に両刀を差していたんですからね。
・油断ならないと言えば、武道家に「素」で接しない方がよろしい。わたくしは武道も素人でありますから、いろいろと痛い目に遭っています。素人ですから、指をすっと出して、こういう時にはどうすればいいんですかね?と聞いたら、すっと指を捕まれて一喝!「折られたらどうするんだ」と叱られたことがありましたっけ。普段からのこころの構えというものが重要だということでありました。
・身体知が無いからです。おおいに反省しなくちゃなりません。考えることを放棄していると、こうなります。ある意味安全教育にも結びつくことであります。
・いろいろなことを県立銚子で学んでください。「県立銚子にはなにかが埋まっています」・・それを見つけに来てください。あなたの力で。
・また次回に。