風狂の人
露天風呂に入りたくて、往復一千㎞のドライブに行ってきた。東北自動車道から一関インターで降りて、栗駒山へ。片道501㎞。山の中の一軒宿で「栗駒山荘」というところ。なかなかその道では通でないと知らない宿で、往復はがきでしか申し込めない。オイラもある通人からこの露天風呂と、宿を教えていただいたのだ。だからオイラは通人ではない。通人ならぬ痛ジンである。
15000円くらいで泊まれるが、宿泊室が24部屋くらいしかない。しかも、雪が多くて、五月から十一月三日までしか営業しない。しかし、部屋は大きくてきれいだし、寝具も新品同様である。さらになんといっても、こころの籠もった料理が実においしい。先月帰ってきた欧州漫談旅行で、食事の文化の違いにあまりにも衝撃を受けて帰ってきたから、山菜料理ベースの殆ど懐石に近い奇跡のような料理に酔いしれてきた。
あ、アルコールは一滴も呑まなかった。ちょっと、欧州漫談旅行で太りすぎたので、現在減量中だからだ。それにピロリ菌を撲滅するための治療中でもあるからだ。そういうところは、オイラは自分に厳しいのである。もっとも、側におっかねぇ山のカミがおられるからなぁ~。わははっはは。
愛車cx5の慣らし運転も兼ねて。オートクルーズコントロールというのがついているのだそうで、それも使い方がよくわからないから、試してみたいというのもあったけれども。最近のクルマは、なんだかハイテク満載で、高齢者のオイラには訳がわからないですなぁ。燃費はほぼリッター十五㎞であった。もう通勤に使うことはないので、ハイブリッド車は要らない。要らない代わりに、東北民俗採集の旅とか自称してあっちふらふら、こっちふらふらとハンドルを握って放浪の旅を重ねている。
退職前も、同じようなことをしていたから、今更何をかいわんやである。しかし、好きなものは仕方がない。
旅と、民話と、神仏の遺跡と、じっちゃん・ばっちゃんとの語らいと、地元の美酒を味わい、地元の美人を眺めて目の保養をすることが好きなのである。特に、秋田県はいい。美人が多い。美酒もある。ロシア系に美女が多いと今でも思っているが、日本では本当に秋田の美人はいい。
栗駒山荘という一軒宿に泊まったのであるが、夕食の世話をしていただいた女性もきれいだった。見とれていた。さすがに東北美人は美しい。あんまり見とれていたら、テーブルの反対側にお座りになっておられる関東出身の山のカミさんから足蹴にされてしまったが、こいつはご愛敬。
美人に興味が無くなったら、もう人生おしまいである。死んだほうがいいとすら思っている。だからオイラは、長生きするよんと悪口を云われるのだ。わははっははっは。あ、ただし、セクハラはいけません。セクハラは。告白したり、美しいという言葉はいけません。受け取る方が、「なんだ?このクソじじい」と思っていると、「きゃぁセクハラ」となるのは目に見えている。現役で仕事している方々は、そのあたりは充分にお気を付けあそばされませ。
このまんま風狂の人生を送っていくつもりである。
誰にも迷惑をおかけしていないし。
自己満足の人生でおますよん。
じゃぁ~。
(;_;)/~~~