昨日のボクシングには興奮した。塾から帰ってきたら、まだ6回くらいだった。ビデオは録画予約していたが、まさかLiveで見ることはかなわないと思っていた。風呂に入るのも忘れて見始めた。やめられない。
結果は、井上尚弥選手の判定勝ち。しかも11回には、ダウンまで奪っていた。デカイ声を出してしまって、家人に怒られた(^_^)。なぜなら、家人はもう寝ていたからである。
立派な若者である。井上尚弥選手は。
そして思った。彼らは、将来のことなんか考えちゃいないのだろうって。「今」が重要なんであって、過去も未来もない。これぞ、禅家の言うようなことであろうと。確かに、今この試合で勝たなくちゃ話にならない。プロのボクサーだから、それでもって喰っているのだ。
ここが大事なところである。これで喰っているのだというプロ意識。
趣味で生きているようなボキとはものが違っているのだ。遊び半分でダラダラと生きているからなぁ。ものにならんわけである。
意識が重要なのだ。これで喰っているという意識。
これじゃぁ大学院受験も断られるわけである。教授にしてみれば、こんなふざけた爺なんか相手にしていられないってぇわけだろうよん。真剣度が足りないのじゃ。
そもそもが、就職したいからと生涯学習ごっこを始めたのではなかった。定年で退職したからだ。好きな分野の学問をやってみたいというだけであった。歴史の会もボランティアでやっているだけである。したがって、成果もへったくれもなかった。だから、真剣ではなかったと言えばそうなる。でも楽しかった。それだけである、それだけ。
つまり、「好きなことをやっている」という面を忘れていたということになる。なんだか、大学院に入ってある種のライセンスをとりたいというのでは、確かに病気になっちまう。実際に、なってしまったからだ。
大学院だけが生涯学習ごっこの舞台ではなかったということに気がつかなかった。今回は、実に良い体験をしたのだった。ありがたいと思わなくちゃ。その大学院の先生に。
BYE-BYE!