1日目、最後の見学先は、
(有)SSKの佐々木等さん。
いちご農家さんでもあり、いちごのスペシャリストだそうです。
その前に見学させていただいた、
「森のいちご観光農園」を手厚くサポートされておられます。


現在、女峰の収穫の真っ只中。
ボクも1つ頂きました。
独特の甘酸っぱさが口いっぱいに広がります♪
いろいろと面白いお話を聞かせていただきました。
特に素材の「ホンマもんの味」についてのお話は、興味深かったです。
「赤いいちご=甘いいちご は本当か!?」
一般的にそういわれています。
ただ、品種によってはそうでないものもあります。
例えば、うすく色づいたときがもっともおいしい品種もあります。
ところが、そういった品種は、見た目重視で十分色づかせたら、
おいしい時期を逃していることも…。
つまり、第一印象で味を判断してはいけないというお話も出ました。
確かに、現代社会で第一印象が大事です。
しかし、それだけで全てを判断してしまうと、
本質を逃してしまうことになりかねないと改めて感じました。
「規制が本質と楽しさを奪う!?」
焼肉店「○びす」の食中毒事件は、結局規制の改定にまで至りました。
生レバーの提供もダメになりましたし。
確かに、コンプライアンスの問題もあります。
ある程度の規制は必要でしょう。
しかし、何でもかんでも規制をかけてしまうと、
本質をうばうことになりかねませんし、食を楽しめなくなると思います。
規制を作っているのは、ほとんどその本質を知らず、
尚且つ生活者視点に欠けた人ばかりでしょう?皆さん。
とある国では、発酵食品を殺菌して流通させているそうです。
その発酵菌が、旨みだそうです。
ところが、殺菌するということは、発酵菌が死滅、
つまり旨みがなくなることでもあります。
ということは、その国の生活者は、味気ないその発酵食品を
ほんまもんの味と誤解していることになります。
日本に保存食があるのはおなじみですね。
ほとんどが漬物など、相当な発酵食品があります。
ところが、食の本質を知らない者によって規制をかけたら、
日本の食文化、日本のオンリーワンの崩壊につながるのではと感じています。
こういう規制が出来たら、よく、「時代だから仕方がない」と、
似合うはずがないのに王子様が座るような椅子に座って
口にする人も見かけますが、
それではますます本質は奪われ、アイデンティティはダメになると思います。
ちょっと辛口ですが…。
本質を追求し、それを伝えていく難しさについて、
考えさせられました。

ところで、最近のいちご。
写真のように高床で栽培されています。
(写真は佐々木さんの圃場の写真です)
奈良県の「あすかルビー」という品種の栽培でも、
急速に増えています。
この方式、実は香川県が発祥だそうです。
イチゴは腰をかがめての作業の連続。
しかも永年性作物であることから、年がら年中植えっぱなし。
苗の植え付け、手入れ、追肥、除草、収穫…など、
ずっと腰をかがめての作業です。
ボクも栽培しているから分かります。
そこで、ちょっとでもカラダの負担を減らそうと、この栽培方法が誕生。
雨の多いシーズンは、従来の土に直接植えて栽培する方法では、
いちごが根っこから水分をタップリ吸い込み、
水臭くて甘みの少ないいちごが出来たりしていましたが、
これなら地面とイチゴを栽培しているところが
離れているため、その確率も減少しますね。
とはいえ、日が沈んでいるのを忘れてしまうのでは…と思うくらい、
お話が盛り上がりました。
佐々木さん、ありがとうございました。
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(有)SSKの佐々木等さん。
いちご農家さんでもあり、いちごのスペシャリストだそうです。
その前に見学させていただいた、
「森のいちご観光農園」を手厚くサポートされておられます。
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現在、女峰の収穫の真っ只中。
ボクも1つ頂きました。
独特の甘酸っぱさが口いっぱいに広がります♪
いろいろと面白いお話を聞かせていただきました。
特に素材の「ホンマもんの味」についてのお話は、興味深かったです。
「赤いいちご=甘いいちご は本当か!?」
一般的にそういわれています。
ただ、品種によってはそうでないものもあります。
例えば、うすく色づいたときがもっともおいしい品種もあります。
ところが、そういった品種は、見た目重視で十分色づかせたら、
おいしい時期を逃していることも…。
つまり、第一印象で味を判断してはいけないというお話も出ました。
確かに、現代社会で第一印象が大事です。
しかし、それだけで全てを判断してしまうと、
本質を逃してしまうことになりかねないと改めて感じました。
「規制が本質と楽しさを奪う!?」
焼肉店「○びす」の食中毒事件は、結局規制の改定にまで至りました。
生レバーの提供もダメになりましたし。
確かに、コンプライアンスの問題もあります。
ある程度の規制は必要でしょう。
しかし、何でもかんでも規制をかけてしまうと、
本質をうばうことになりかねませんし、食を楽しめなくなると思います。
規制を作っているのは、ほとんどその本質を知らず、
尚且つ生活者視点に欠けた人ばかりでしょう?皆さん。
とある国では、発酵食品を殺菌して流通させているそうです。
その発酵菌が、旨みだそうです。
ところが、殺菌するということは、発酵菌が死滅、
つまり旨みがなくなることでもあります。
ということは、その国の生活者は、味気ないその発酵食品を
ほんまもんの味と誤解していることになります。
日本に保存食があるのはおなじみですね。
ほとんどが漬物など、相当な発酵食品があります。
ところが、食の本質を知らない者によって規制をかけたら、
日本の食文化、日本のオンリーワンの崩壊につながるのではと感じています。
こういう規制が出来たら、よく、「時代だから仕方がない」と、
似合うはずがないのに王子様が座るような椅子に座って
口にする人も見かけますが、
それではますます本質は奪われ、アイデンティティはダメになると思います。
ちょっと辛口ですが…。
本質を追求し、それを伝えていく難しさについて、
考えさせられました。
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ところで、最近のいちご。
写真のように高床で栽培されています。
(写真は佐々木さんの圃場の写真です)
奈良県の「あすかルビー」という品種の栽培でも、
急速に増えています。
この方式、実は香川県が発祥だそうです。
イチゴは腰をかがめての作業の連続。
しかも永年性作物であることから、年がら年中植えっぱなし。
苗の植え付け、手入れ、追肥、除草、収穫…など、
ずっと腰をかがめての作業です。
ボクも栽培しているから分かります。
そこで、ちょっとでもカラダの負担を減らそうと、この栽培方法が誕生。
雨の多いシーズンは、従来の土に直接植えて栽培する方法では、
いちごが根っこから水分をタップリ吸い込み、
水臭くて甘みの少ないいちごが出来たりしていましたが、
これなら地面とイチゴを栽培しているところが
離れているため、その確率も減少しますね。
とはいえ、日が沈んでいるのを忘れてしまうのでは…と思うくらい、
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佐々木さん、ありがとうございました。
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香川紀行の続きです。
続いてやってきましたのは、「広野牧場」。
ここは、野菜ソムリエ・広野亜由美さんのご主人が経営されている牧場です。
牧場見学は、久方ぶり。
子どものとき以来のはずですが、性格には覚えていません。

到着すると、牛たちがノビノビと過ごしていました。
到着したとき、ちょうど搾乳の時間。
その様子も見学させて頂きました。
実際に拝見するのは生まれて始めてでした。
その他、牛がストレスをかからないようにする方法など、
いろいろとお話をお聞きしました。
また、広野牧場さんでは、酪農教育にも力を入れています。
取り組みの事例は以下のURLをご覧下さい。
http://www.hirono-farm.com/farm.html
僕が小学生の頃、遠足や課外学習で牧場見学に行くことが多かったです。
しかし、最近はこういった取り組みが減りつつあります。
特にあの口蹄疫の問題が、それを加速してしまったといっても過言ではないと思います。
でも、実際に子どもたちが牧場を見学し、
どうやって牛乳がとれるのかを学ぶ機会は大切だと思います。
インターネットで情報がいっぱい流れているとはいえ、とにかく実際現場を見ることです。
また、牛も実際に生き物ですし、当然1頭1頭、個性があります。
牛乳を、生き物である牛から頂いているという意識をもつ機会でもあると思います。
いうまでもなく、生き物と触れることでもあり、
結局は社会における人との付き合いやマネジメントなどにつながっていると感じています。
また、牛糞も立派な堆肥、つまり、おいしい野菜&果物の源でもあります。
久しぶりに牛たちに触れることが出来て、うれしかったです。

続いて向かったのは、「森のいちご 観光農園」
広野牧場さんの関連のいちご観光農園です。

到着すると、なんとヤギがいるではありませんか。
こちらの農園、ヤギ以外にウサギ、羊もいます。
ちょっとした牧場なのです。
ボクの年齢でこういうことを言うと笑われますが、
昔は農家の軒先にニワトリやヤギなどがいる光景は当たり前だったのです。
早速、イチゴの甘い香りに誘われ、イチゴも頂くことに。

さぬきひめ。
香川県のいちごです。
さちのかととちおとめとさがほのかが合わさって誕生した、香川県の品種。
で、ここでしか食べることが出来ない完熟を頂きました。
今まで食べたことのない味と香り。
すごい濃厚かつ上品な香りでした。
そして果肉もやわらかく、甘酸っぱさがなんともいえません。
奈良県にはこういうイチゴはありませんね。

さちのか
とよのかとアイベリーが掛け合わせて誕生した品種。
酸味と甘みがバランスよく取れています。
実はやや固めですが、その分輸送に適しています。

とちおとめ
(写真は収穫ピークが過ぎているため、見た目が異なっているかもしれません。)
実はやや固め、酸味が少なく、口の中に甘さが広がります。

あきひめ
静岡県の品種。
石垣いちごでもある品種「久能早生」と女峰を掛け合わせて誕生した品種。
石垣いちご由来の細長い実に、酸味がほとんどないのが特徴

アイベリー
写真は収穫シーズンが終わったころであるため、大きくありませんが、
イチゴの中でかなり大きな果実になるそうです。
子どもの握りこぶしになることも…。
ご年輩の方々は「いちごらしい」と感じるかもしれません。
甘酸っぱさはいちごというよりも、グミなどの木の実に似ているからです。
形がそろわないことと、栽培が難しいことから、希少な品種ですが、
さちのかなど、現在人気の品種は、アイベリーのお陰であるといえるでしょう。
また、写真を撮り忘れましたが、
ももいちごも頂きました。
徳島県の高級いちごでおなじみ。
関西のデパートでも登場しています。
食べた感じはまさにももを食べているようです。
しかもジューシーさもまるで桃でした。
写真以外にも、イチゴを試食させて頂きましたが、
1つ1つが違います。
ひとことで「甘さ」「酸味」といっても、何通りもある気がします。
どう表現すりゃいいのか…考えさせられました。
帰りには、完熟さぬきひめを頂きました。
夜食と朝食に頂きましたが、
宿泊したホテルの部屋に置くとめちゃめちゃいい香りが漂ってました。
広野さん、森のいちごの皆さん、ありがとうございました。
続いては、この森のいちごを支えてくださっている、
いちごの巨匠の方とお会いします。
これがまた面白かったんです。
****************************************
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続いてやってきましたのは、「広野牧場」。
ここは、野菜ソムリエ・広野亜由美さんのご主人が経営されている牧場です。
牧場見学は、久方ぶり。
子どものとき以来のはずですが、性格には覚えていません。
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到着すると、牛たちがノビノビと過ごしていました。
到着したとき、ちょうど搾乳の時間。
その様子も見学させて頂きました。
実際に拝見するのは生まれて始めてでした。
その他、牛がストレスをかからないようにする方法など、
いろいろとお話をお聞きしました。
また、広野牧場さんでは、酪農教育にも力を入れています。
取り組みの事例は以下のURLをご覧下さい。
http://www.hirono-farm.com/farm.html
僕が小学生の頃、遠足や課外学習で牧場見学に行くことが多かったです。
しかし、最近はこういった取り組みが減りつつあります。
特にあの口蹄疫の問題が、それを加速してしまったといっても過言ではないと思います。
でも、実際に子どもたちが牧場を見学し、
どうやって牛乳がとれるのかを学ぶ機会は大切だと思います。
インターネットで情報がいっぱい流れているとはいえ、とにかく実際現場を見ることです。
また、牛も実際に生き物ですし、当然1頭1頭、個性があります。
牛乳を、生き物である牛から頂いているという意識をもつ機会でもあると思います。
いうまでもなく、生き物と触れることでもあり、
結局は社会における人との付き合いやマネジメントなどにつながっていると感じています。
また、牛糞も立派な堆肥、つまり、おいしい野菜&果物の源でもあります。
久しぶりに牛たちに触れることが出来て、うれしかったです。
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続いて向かったのは、「森のいちご 観光農園」
広野牧場さんの関連のいちご観光農園です。
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到着すると、なんとヤギがいるではありませんか。
こちらの農園、ヤギ以外にウサギ、羊もいます。
ちょっとした牧場なのです。
ボクの年齢でこういうことを言うと笑われますが、
昔は農家の軒先にニワトリやヤギなどがいる光景は当たり前だったのです。
早速、イチゴの甘い香りに誘われ、イチゴも頂くことに。

さぬきひめ。
香川県のいちごです。
さちのかととちおとめとさがほのかが合わさって誕生した、香川県の品種。
で、ここでしか食べることが出来ない完熟を頂きました。
今まで食べたことのない味と香り。
すごい濃厚かつ上品な香りでした。
そして果肉もやわらかく、甘酸っぱさがなんともいえません。
奈良県にはこういうイチゴはありませんね。
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さちのか
とよのかとアイベリーが掛け合わせて誕生した品種。
酸味と甘みがバランスよく取れています。
実はやや固めですが、その分輸送に適しています。
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とちおとめ
(写真は収穫ピークが過ぎているため、見た目が異なっているかもしれません。)
実はやや固め、酸味が少なく、口の中に甘さが広がります。
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あきひめ
静岡県の品種。
石垣いちごでもある品種「久能早生」と女峰を掛け合わせて誕生した品種。
石垣いちご由来の細長い実に、酸味がほとんどないのが特徴
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アイベリー
写真は収穫シーズンが終わったころであるため、大きくありませんが、
イチゴの中でかなり大きな果実になるそうです。
子どもの握りこぶしになることも…。
ご年輩の方々は「いちごらしい」と感じるかもしれません。
甘酸っぱさはいちごというよりも、グミなどの木の実に似ているからです。
形がそろわないことと、栽培が難しいことから、希少な品種ですが、
さちのかなど、現在人気の品種は、アイベリーのお陰であるといえるでしょう。
また、写真を撮り忘れましたが、
ももいちごも頂きました。
徳島県の高級いちごでおなじみ。
関西のデパートでも登場しています。
食べた感じはまさにももを食べているようです。
しかもジューシーさもまるで桃でした。
写真以外にも、イチゴを試食させて頂きましたが、
1つ1つが違います。
ひとことで「甘さ」「酸味」といっても、何通りもある気がします。
どう表現すりゃいいのか…考えさせられました。
帰りには、完熟さぬきひめを頂きました。
夜食と朝食に頂きましたが、
宿泊したホテルの部屋に置くとめちゃめちゃいい香りが漂ってました。
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香川紀行の続きです。
デュエットで古代米ランチを頂いた後、向かったのは、
香川県三木町にある、安心・安全でおいしいアスパラガスを栽培されている、
植村農園さん。
園主である植村隆昭さんと対面。
早速名刺交換。
ところで、ボクの名刺。
裏には野菜の絵も印刷しています。
自慢ではありませんが、絵も10種類あります。
偶然お渡しした名刺の絵が、実はアスパラガスの絵でした。
!!!
早速、植村さんと色々お話をお伺いすることにしました。

植村さんから、早速、トマトをくださいました。
これがまたズッシリしていて、甘くておいしかったのです。
お話した内容を少しご紹介。
まず、
生産者と販売者の間にある「溝」。
アスパラガスは永年性作物。
つまり1度植えると何年も収穫できるのです。
ところが、1度調子が悪くなると、その後もずっと調子が悪くなる作物でもあります。
また、まだ収穫の時期が来ていないときにアスパラガスを収穫すると、
それで株が調子が悪くなることもあり、致命傷となることも…。
販売者を否定するわけではありませんが、
例えば、販売者が、収穫の時期でないのに生産者さんに収穫を無理にお願いすると、
生産者さんはやがて野菜を作れなくなり、
販売者は野菜を売れなくなり、
結局は両方とも自滅してしまうのです。
つまり、農業の衰退&野菜&果物の摂取量の低下につながると思います。
次に、生活者の「舌」の話。
生活者の「舌」も十人十色。
10人いれば10通りの味覚があると考えても過言ではありません。
同じアスパラガスでも、
Aさんが「おいしい」と感じても、Bさんは「おいしくない」と感じるかもしれない。
逆に言えば、全員「おいしい」と感じるものは、まずないわけで、
その人の好みに合うかどうかが大事だということです。
舌は十人十色であることは、
関西を中心にお好み焼きチェーンを展開している「千房」の
中井政嗣社長もおっしゃっていました。
また、シェフ、料理人はまず、素材をその場で味見することがほとんど。
こうすることで、その本来の味や、もし本来の味でなくても、
舌で「あと●●日育てるとおいしくなるだろうな」と、
おいしい時期が分かると思います。
つまり、農業の理解につながり、農業を守ることにもなり、
野菜&果物の摂取量の増加にもつながると思います。
野菜ソムリエの存在価値を改めて認識させて頂きました。
その後、畑を見学。
見た瞬間、「ふつうよりもすごいゆったり栽培していますね」と
お尋ねしてしまいました。
やはり、疎植(粗植)しておられました。
理由は、光が当たりやすくなり、風通しが良くなることで、
病気のリスクが減らせるからです。
詰め詰めに栽培していたら、日光が当たらないところが出来ますし、
風通しが悪くなり、そこから病気が発生します。

あいにくアスパラガスの収穫の最盛期ではありませんでしたが、
素直に伸びたアスパラガスが育っていました。
そのまま、収穫して3秒で頂きました。
普通なら、筋っぽくて、ややえぐ味がありますが、
こちらのアスパラガス、そういったことはほとんどなく、
さわやかな甘みがありました。

植村さんのアスパラガスの新葉。
すごい若々しい葉っぱですね。
写真では黄色っぽく見えますが、実際は黄緑色で勢いがあります。
植村さん、いろいろお話を聞かせていただき、
ありがとうございました。
****************************************
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デュエットで古代米ランチを頂いた後、向かったのは、
香川県三木町にある、安心・安全でおいしいアスパラガスを栽培されている、
植村農園さん。
園主である植村隆昭さんと対面。
早速名刺交換。
ところで、ボクの名刺。
裏には野菜の絵も印刷しています。
自慢ではありませんが、絵も10種類あります。
偶然お渡しした名刺の絵が、実はアスパラガスの絵でした。
!!!
早速、植村さんと色々お話をお伺いすることにしました。
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植村さんから、早速、トマトをくださいました。
これがまたズッシリしていて、甘くておいしかったのです。
お話した内容を少しご紹介。
まず、
生産者と販売者の間にある「溝」。
アスパラガスは永年性作物。
つまり1度植えると何年も収穫できるのです。
ところが、1度調子が悪くなると、その後もずっと調子が悪くなる作物でもあります。
また、まだ収穫の時期が来ていないときにアスパラガスを収穫すると、
それで株が調子が悪くなることもあり、致命傷となることも…。
販売者を否定するわけではありませんが、
例えば、販売者が、収穫の時期でないのに生産者さんに収穫を無理にお願いすると、
生産者さんはやがて野菜を作れなくなり、
販売者は野菜を売れなくなり、
結局は両方とも自滅してしまうのです。
つまり、農業の衰退&野菜&果物の摂取量の低下につながると思います。
次に、生活者の「舌」の話。
生活者の「舌」も十人十色。
10人いれば10通りの味覚があると考えても過言ではありません。
同じアスパラガスでも、
Aさんが「おいしい」と感じても、Bさんは「おいしくない」と感じるかもしれない。
逆に言えば、全員「おいしい」と感じるものは、まずないわけで、
その人の好みに合うかどうかが大事だということです。
舌は十人十色であることは、
関西を中心にお好み焼きチェーンを展開している「千房」の
中井政嗣社長もおっしゃっていました。
また、シェフ、料理人はまず、素材をその場で味見することがほとんど。
こうすることで、その本来の味や、もし本来の味でなくても、
舌で「あと●●日育てるとおいしくなるだろうな」と、
おいしい時期が分かると思います。
つまり、農業の理解につながり、農業を守ることにもなり、
野菜&果物の摂取量の増加にもつながると思います。
野菜ソムリエの存在価値を改めて認識させて頂きました。
その後、畑を見学。
見た瞬間、「ふつうよりもすごいゆったり栽培していますね」と
お尋ねしてしまいました。
やはり、疎植(粗植)しておられました。
理由は、光が当たりやすくなり、風通しが良くなることで、
病気のリスクが減らせるからです。
詰め詰めに栽培していたら、日光が当たらないところが出来ますし、
風通しが悪くなり、そこから病気が発生します。
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あいにくアスパラガスの収穫の最盛期ではありませんでしたが、
素直に伸びたアスパラガスが育っていました。
そのまま、収穫して3秒で頂きました。
普通なら、筋っぽくて、ややえぐ味がありますが、
こちらのアスパラガス、そういったことはほとんどなく、
さわやかな甘みがありました。
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植村さんのアスパラガスの新葉。
すごい若々しい葉っぱですね。
写真では黄色っぽく見えますが、実際は黄緑色で勢いがあります。
植村さん、いろいろお話を聞かせていただき、
ありがとうございました。
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香川紀行の続きです。
1つ話題を抜かしてました。
古代米ランチを頂いた「デュエット」に行く前に。
高松市丸亀町商店街の「シーマルシェ」に立ち寄りました。
この商店街は日本で一番長い商店街だそうです。
ボクも2年前に端から端まで歩いたことがありますが
すごい活気があったことを覚えています。
最近、商店街のシャッター街化が相次いでますが、
ここはまるで正反対。
とにかくビジュアルからして違う・・・。
こちらでは、シーマルシェを開催中でしたので、行って来ました。

商品の演出など、関西とはまた違った雰囲気がありましたね。
いろいろ写真をとろうと思っていましたが、
出展者の方々と話し込んでしまい、結局写真はこの1枚のみ…。
ところで、香川県は日本で一番野菜を食べない県。
その為、糖尿病の発症率も高いとか。
商品の演出が他府県よりも一工夫いるのかもしれませんね。
でも、商品演出の工夫は、香川県に限ったことではないでしょう。
あまりにも過剰な演出はダメですが、ただ単に置いた、並べただけでは、
今の生活者は野菜&果物を買ってくれません。
今年2月に、大阪でアグリフードEXPOに行ってきましたが、
出展者でも工夫をされているところと、
そうでない(プロダクト志向)ところの差が顕著でした。
商品演出の工夫も、長い目で見て、野菜&果物の摂取率にも関わってくると思うのです。
感性、センスも必要だと感じました。
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1つ話題を抜かしてました。
古代米ランチを頂いた「デュエット」に行く前に。
高松市丸亀町商店街の「シーマルシェ」に立ち寄りました。
この商店街は日本で一番長い商店街だそうです。
ボクも2年前に端から端まで歩いたことがありますが
すごい活気があったことを覚えています。
最近、商店街のシャッター街化が相次いでますが、
ここはまるで正反対。
とにかくビジュアルからして違う・・・。
こちらでは、シーマルシェを開催中でしたので、行って来ました。
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商品の演出など、関西とはまた違った雰囲気がありましたね。
いろいろ写真をとろうと思っていましたが、
出展者の方々と話し込んでしまい、結局写真はこの1枚のみ…。
ところで、香川県は日本で一番野菜を食べない県。
その為、糖尿病の発症率も高いとか。
商品の演出が他府県よりも一工夫いるのかもしれませんね。
でも、商品演出の工夫は、香川県に限ったことではないでしょう。
あまりにも過剰な演出はダメですが、ただ単に置いた、並べただけでは、
今の生活者は野菜&果物を買ってくれません。
今年2月に、大阪でアグリフードEXPOに行ってきましたが、
出展者でも工夫をされているところと、
そうでない(プロダクト志向)ところの差が顕著でした。
商品演出の工夫も、長い目で見て、野菜&果物の摂取率にも関わってくると思うのです。
感性、センスも必要だと感じました。
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6/9(土)、10日(日)、香川に行ってきました。
そのことについて、ご紹介します。
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1日目、高松の野菜ソムリエ・広野亜由美さんのご案内で、
ご紹介いただいたのが「デュエット」。
ここで古代米ランチを頂くことに。
●お店のWebサイト
http://www.duetto.jp/
●お店のブログ
http://ameblo.jp/duetto-blog/
こちらは屋島を望むところにある、ブティックのお店。
ファッション、キャンドル教室、フラワーアレンジメント、など、
多彩なお店です。
このお店のポリシーは、「ココロで感じること。」
「五感で感じること。」「右脳を刺激すること。」
とでも言い換えることができるでしょう。
また、阿波民族にも力を入れており、古代米のカフェもされておられます。
http://www.maruza.net/hpgen/HPB/categories/5784.html
今年5月には阿波民族研究会の林博章先生の
勉強会も開催されました。
ここに広野さんも参加。
実は林博章先生。
昨年3月に奈良にもお越し頂き、
大和王権と阿波民族との関連性についてお話いただきました。
高松の知人から、林先生が奈良に来られるとご案内を頂き、参加。
本当に偶然でした。
大和王権の起源は、阿波民族であることが有力視されています。
それは、古墳の構造や出土品で証明されています。
奈良県でも、飛鳥などで古代米を栽培されています。
飛鳥時代、古代米を栽培していました。
もしかしたら、飛鳥の古代米も阿波民族が原点かもしれません。
それ以外に当時栽培されていた野菜&果物もそうかも…可能性が高いわけです。

で、お楽しみの古代米ランチ。
「えらい質素…。」
「メインディッシュは?」
こういうお声が聞こえるかもしれませんが、
古代米自体がとても香ばしく、味が濃厚であることから、
メインディッシュなんて必要ないくらいおいしいのです。

こちらは古代米餅。
これまた外はパリッと、中はとてもモッチリ。
何もつけなくても香ばしさが口いっぱいに広がります。
メニューについていた野菜のスープ(1枚目の写真の右側)に
入れていただくと、さらにボリュームが増し、野菜のうまみが合わさって
相乗効果となり、違った味になります。
古代米のご飯はお代わりをしてしまいました。

このとき、自然農法のゴマをかけてくださいました。
ゴマ塩ではありません。ゴマだけです。
しかも、見た瞬間、粒がデカイ!
香り、そして食感はふつうのゴマと比べ物にならないくらい違います。
濃厚で、香ばしさとコクに満ちています。
実はこのお店に入ったとき、驚いたことがありました。
久しぶりに来られた常連さんとお店のオーナーさんと会話中。
常連さんは、2~3日後に奈良に行くため、奈良の話題で談話中でした。
そのタイミングで、僕がお店に入ったのです。
「奈良の話をしていたら、奈良の人が登場!です。」
ビックリしました。
民俗学で話が盛り上がり、本当に楽しいひと時でした。
この後はこだわりのアスパラガスの農家さんを訪問します。
ここでもビックリした出来事が…。
それは次回に…。
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そのことについて、ご紹介します。
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1日目、高松の野菜ソムリエ・広野亜由美さんのご案内で、
ご紹介いただいたのが「デュエット」。
ここで古代米ランチを頂くことに。
●お店のWebサイト
http://www.duetto.jp/
●お店のブログ
http://ameblo.jp/duetto-blog/
こちらは屋島を望むところにある、ブティックのお店。
ファッション、キャンドル教室、フラワーアレンジメント、など、
多彩なお店です。
このお店のポリシーは、「ココロで感じること。」
「五感で感じること。」「右脳を刺激すること。」
とでも言い換えることができるでしょう。
また、阿波民族にも力を入れており、古代米のカフェもされておられます。
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今年5月には阿波民族研究会の林博章先生の
勉強会も開催されました。
ここに広野さんも参加。
実は林博章先生。
昨年3月に奈良にもお越し頂き、
大和王権と阿波民族との関連性についてお話いただきました。
高松の知人から、林先生が奈良に来られるとご案内を頂き、参加。
本当に偶然でした。
大和王権の起源は、阿波民族であることが有力視されています。
それは、古墳の構造や出土品で証明されています。
奈良県でも、飛鳥などで古代米を栽培されています。
飛鳥時代、古代米を栽培していました。
もしかしたら、飛鳥の古代米も阿波民族が原点かもしれません。
それ以外に当時栽培されていた野菜&果物もそうかも…可能性が高いわけです。
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で、お楽しみの古代米ランチ。
「えらい質素…。」
「メインディッシュは?」
こういうお声が聞こえるかもしれませんが、
古代米自体がとても香ばしく、味が濃厚であることから、
メインディッシュなんて必要ないくらいおいしいのです。
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こちらは古代米餅。
これまた外はパリッと、中はとてもモッチリ。
何もつけなくても香ばしさが口いっぱいに広がります。
メニューについていた野菜のスープ(1枚目の写真の右側)に
入れていただくと、さらにボリュームが増し、野菜のうまみが合わさって
相乗効果となり、違った味になります。
古代米のご飯はお代わりをしてしまいました。
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このとき、自然農法のゴマをかけてくださいました。
ゴマ塩ではありません。ゴマだけです。
しかも、見た瞬間、粒がデカイ!
香り、そして食感はふつうのゴマと比べ物にならないくらい違います。
濃厚で、香ばしさとコクに満ちています。
実はこのお店に入ったとき、驚いたことがありました。
久しぶりに来られた常連さんとお店のオーナーさんと会話中。
常連さんは、2~3日後に奈良に行くため、奈良の話題で談話中でした。
そのタイミングで、僕がお店に入ったのです。
「奈良の話をしていたら、奈良の人が登場!です。」
ビックリしました。
民俗学で話が盛り上がり、本当に楽しいひと時でした。
この後はこだわりのアスパラガスの農家さんを訪問します。
ここでもビックリした出来事が…。
それは次回に…。
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