折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

ひこうき雲

2007年05月17日 23時10分50秒 | 立夏
                □ 1973年11月発売でした…。

 
◇ 私は原則、会社へはバス通です。
  五月晴れの夕方、帰りのバス停に10分ほど待っていました。

     


◇ 大分は、ちょうど空の十字路、つまり航空路にあたっています。
  そのバス待ちの間、まず西から東へ頭上高く、
  真っ白な細い飛行機雲を従えて、飛んで行きました。
  あれは、伊丹か羽田か…。
  東京なら、まだ1時間余りの空の旅。
  そう、勝手に思いました。
  ポカーンとして、見えなくなるまで飛行機を見送るのが、
  好きです。

           


◇ そのすぐあと、もっと南の空の方を、
  今度は東から夕陽の眩しい西へ向かって、
  もっともっと細い2本の白い筋を残して、
  また一機、飛び去って行きました。
  強い南東の風に流されそうになりながら、
  あれは高度・方角から見て、きっと上海行きかなあ…。
  少なくとも中国路線と、勝手に決め込ました。

     


◇ 気がついたら、この歌を口ずさんでいて、
  ちょうどいいサビのところで、バスが来ました。

     



(una poesia di oggi)

         ひこうき雲         荒井由実

     白い坂道が 空まで続いていた
     ゆらゆらかげろうが あの子を包む
     誰も気づかず ただひとり
     あの子は 昇っていく
     何もおそれない そして舞い上がる

     空に 憧れて 空を かけてゆく
     あの子の命は ひこうき雲   


                     

             ※ 以前、もしかしたら、この詩はアップしたことが
               あったかもしれません。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする