折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

花芽吹きのとき

2010年03月06日 23時33分02秒 | 啓蟄
                             □ ボタン (Paeonia suffruticosa) ボタン科ボタン属の落葉小低木
                               漢字で「牡丹」がしっくり来ます。桃色の花の準備が始まりました。

◇ 三月最初の週末は午前中が雨、午後からは曇り空、時折強い風の吹き抜ける夕方となりました。
  雨で園芸は休みと決めていましたが、思いがけず雨が止んで、植え付けの続きをやってみました。
  今シーズンはグランドカバーの試し植えをいくつか考えていて…今日はタイム。
  あとは植え付けの遅れていたラベンダーや鉢の植え替えのマーガレット、それくらいの2時間でした。

       
          □ ロンギカウリス・タイム (Thymus longicaulis)
              シソ科ティムス属の耐寒性常緑低木
            ほふく性でいかにも強そうな気配ですが…。

       
        □ シルバー・タイム (Thyme vulgaris "Silver Posie")
            シソ科イブキジャコウソウ属の常緑小低木
          夏の暑さに弱いそうで、グランドカバーは無理かも…。
          半日陰に避暑できるよう、鉢植えで様子を見ます。

       
          □ フレンチ・ラベンダー (Lavandula stoechas)
             シソ科ラベンダー属の半耐寒性多年草

         
      □ ロンギカウリス・タイムを植えたこの辺りが庭一番の日当り。
            春にはこんなバラ(↓)が咲くはずです。

        
                                  2009年5月3日
                □ ジャクリーヌ・デュ・プレ
          (Jacqueline du Pré S 1988 Harkness England)
       日当たりがよく似合うバラだと思って、昨年末に移植しました。

  
◇ 季語に「木の芽時」(このめどき)とあるように、この時季は様々な木々の芽吹きのときです。
  このところの陽気で、庭では「木の芽」の時節はとっくに先に進んでいます。
  中にはせっせと開花の準備を進めている木々も、いつくか認められます。
  庭でそんな「花芽」を探してみました…が、ふと視線の先に入った蕾に、あっと驚いてしまいました。

      
     (una poesa di oggi)

       古傷がおのれ苛む木の芽どき      稲垣きくの (1906-87)    

       
           □ コデマリ(小手毬 Spiraea cantoniensis)
               バラ科シモツケ属の落葉低木

        
          □ ハゴロモジャスミン(Jasminum polyanthum)
            モクセイ科ソケイ属の耐寒性常緑つる性低木

        
         □ クレマチス・アーマンディ 「アップル・ブロッサム」
             (Clematis armandii 'Apple Blossom')

      
         □ アーチの上、脚立まで出して撮ったんですが…。

      
          □ どんな状態なのか、この芽はよくわかりません。   

        
             □ 地植えのバラの新芽の頂点に…蕾。
               まだ3月上旬なのに、これはいったい!

        
           □ プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント
        (Princess Alexandra of Kent S 2007 D.Austin England)
          今シーズンが初咲き、順調だと一番花になります。  
コメント (6)
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