折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

小さきものはみなうつくし。

2010年03月07日 21時51分27秒 | 啓蟄
                                     □ 昨秋植えたムスカリ、小さいのです。

◇ 昨夜からけさまで雨が降り続いて、止んだあとには真冬の寒気が流れて来たようです。
  当地の最高気温が10度、午後2時から4時間程庭に出ましたが、手袋していても指先が冷たくなりました。
  ヘレボルスのポット苗の鉢上げが二つ、あとはオステオスペルマムの鉢上げ、ホトトギスやハーブ地植え等々。
  それからスイートピーの鉢植え、それからそれから花菖蒲、これは鉢植えか地植えで迷ってペンディングです。

       
       □ このヘレボルスは、シンプルさのせいか、ホッとします。
         テンプレートにもよく似合って…これは関係ありません。

       
       □ 原種系のヘレボルスを二品種、再来年には開花でしょう。
         ステルニー(向かって左)とアグティフォリウスの鉢上げ。
         どちらも一度夏に枯らしています。

       
       □ クレマチス・テキセンシス系「プリンセス・ダイアナ」 
            (Clematis texensis 'Princess Diana')
           このところの陽気で一気に芽吹いて来ました。
           ミニバラの方のコーネリアとの寄せ植えです。

               
            □ ここは現在水仙が咲いているところです。

◇ 数年前にムスカリのベルト、3、4mくらいの、短くてもいいからと植えてみました。
  初年度はまだしも翌年は芳しくなくて…植えっ放しではどうもうまくいかないとすぐ諦めました。
  それでも早春からどこまでも静かに咲き始める姿は、いとうつくし、とても愛らしいのです。
  陽のあたる場所の花は美しいのですが、目立つことなく密やかに咲く花にも優しい陽の光が当たっているようです。

       
           □ ムスカリのベルトと言っても、この程度。
             この辺りには、花はまだ全く見えません。

       
         □ それでもほとんどの株元中心には花芽が準備中。

       
          □ どんな花が咲きあがって来るか、楽しみです。

       
          □ ムスカリのベルトの一方の端では、定番の花。

       
            □ 香しいムスカリも咲き始めています。

       
          □ こちらは昨秋植えたクロッカス、小さいですよ。


     
     (una poesia di oggi)

       うつくしきもの、うりに書きたる児の顔。
       すずめの子の、ねず鳴きするにをどり来る。
       二つ三つばかりなる児の、急ぎてはひ来る道に、
       いと小さき塵のありけるを、目ざとに見つけて、
       いとをかしげなる指にとらへて、大人などに見せたる、
       いとうつくし。

            ………

       何も何も、小さきものはみなうつくし。

            ………

                枕草子 第百五十一段より   清少納言 (966 ? - 1025 ?)
コメント (8)
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