折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

2年半ぶりの京都でした。

2011年06月26日 22時30分50秒 | 夏至

 

◇ 週末にかけて大阪出張でしたものですから、土曜日に京都まで足を伸ばしてみました。

  2008年12月以来、約2年半ぶりの京都、折しもまだ6月とは信じられないほどの猛暑で、とにかく少し歩くのも大変でした。

  今回のお目当ては2か所、覚悟していたとは言え、暑さによれよれになりながらも所期の目的を果たせて、ひとまず満足の一日でした。

  関西に住んだことのある私にとって、いまだに京都は時折触れていたいところ、次回は季節感溢れる古都の佇まいを楽しみたいものです。

  (そそっかしい私は、何とデジカメを自宅に忘れて出掛けたので、京都は携帯の写メの画像がちょこっとだけです…)

 

□ バロン・ジロ・ドゥ・ラン

(Baron Girod de l'Ain HP 1897 France)

昨年、ご近所のバラ好きさんにいただいた挿し木苗、今年の一番花です。

京都の記事とは無関係ですが、留守中開花のバラということで…。

 

□ ヤング・リシダス

(Young Lycidas S 2008 D.Austin England)

こちらは二番花の開花、一番花より一回り小さくなって…。

 

◇ 朝日新聞の土曜版「be on Saturday」に「うたの旅人」という連載があります。

  何週か前に「女ひとり」(作詞:永六輔 作曲:いずみたく 歌:デューク・エイセス)が載ってまして、学生時代を思い出してなつかしくなりました。

  そう言えばこの歌の2番、栂尾の高山寺(とがのお・こうざんじ)は行こう行こうと思いつつまだ一度も訪れてなくて、思い立ったから、さあ行ってみようと…。

  そう思案していたら、何と先週BS朝日でこの番組が放映されて…画面を飾る和服姿の美人さんに現地で出会えた…訳はありません、こちらはおとこひとり。。。

 

□ 京都の北西側、この一帯は高雄、清滝川沿いです。

 

  

□ 高山寺は世界文化遺産に登録されているとのことです。

774年、光仁天皇勅願により開創、鎌倉時代に明恵上人により中興開山、

1206年に勅願により寺号を「高山寺」と改称したそうです。

 

□ 国宝鳥獣人物戯画(これは模写)でも有名なお寺。

 

□ 紅葉の名所、今はすがすがしい若楓の季節に圧倒されます。

周り360度、しばしの森林浴だけでも値打ちがありました。

 

      (una poesia di oggi) 

 

若楓京に在ること二日かな        川崎 展宏

 

□ おみやげは、鳥獣戯画図デザインの扇子です。

 

      (una poesia di oggi)

 

女ひとり

 

京都 大原 三千院

恋に疲れた 女がひとり

結城に塩瀬の 素描の帯が

池の水面に 揺れていた

京都 大原 三千院

恋に疲れた 女がひとり

 

京都 栂尾 高山寺

恋に疲れた 女がひとり

大島紬に つづれの帯が

影を落とした 石畳

京都 栂尾 高山寺

恋に疲れた 女がひとり

 

京都 嵐山 大覚寺

恋に疲れた 女がひとり

塩沢がすりに 名古屋帯

耳を澄ませば 滝の音

京都 嵐山 大覚寺

恋に疲れた 女がひとり

 

    

□ 恋に疲れた風にはあまり見えなかったのですが…。

 

□ むしろ、へえ、これがあの歌のつづれ帯…。

私には、それまで。

  

□ そして、フェルメール展、実はこちらの方が今回の京都行きのメインの目的だったのでした。

  絵心とは程遠いところにいるのは紛れもない事実ですが、それはさて置いて、絵を見ること自体はとても好きなんです。

  今回は運好く京都市美術館の「フェルメールからのラブレター展」その初日、手紙がモチーフのフェルメールの絵画3点が楽しみでした。

  特に「手紙を読む青衣の女」のフェルメール・ブルー、私の単純な目にもずっと脳裏に刻み込まれて消えないのではないかと思えるくらい鮮やかに映りました。

 

□ おみやげは、左上の絵葉書と右下の一筆箋です。

 

□ 午後からは雨が上がりました。相当に蒸し暑かったですが…。

クレマチス「プリンセス・ダイアナ」を強剪定しました。

バラは、クレア・オースチン(ER)です。

 

 

コメント (6)
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