Music Mania

No Music No Life

ジャスティン・ビーバーを聴こう

2022年05月23日 | 音楽
「ジャスティス」

ジャスティン・ビーバーというとどうしてもティーンズアイドルのイメージか強かったけど、純粋に音楽として優れてると思う。
正直言うと僕も食わず嫌いなところがあって、今まで向き合ってなかったのだけど、最新作となる「ジャスティス」を聴いたら、とても気に入ったのだ。
このアルバムから「ゴースト」という曲が全米トップテンヒットとなったけど、他の曲もなかなさの傑作揃いである。
なかでも「ホールド・オン」や「ディザーブ・ユー」といった曲は、親しみやすいメロディーとストレートでメリハリの効いたリズムがあり、つい引き込まれてしまう。
全体的には、ポップスとヒップホップがうまい具合にミックスされていて、ラップも多過ぎず少な過ぎずバランスよく挿入されている。

「チェンジズ」

ジャスティン・ビーバーの前作にあたるアルバムで2020年の作品である。
現アルバム「ジャスティス」と比べてR&B色が濃く地味な印象が感じられた。
全体のクオリティーは高く、上質なポップスとヒップホップだと思うけど、キラーチューンがないのが残念だ。
このアルバムも現行アルバムもそうだけど、ジャスティンは声は哀愁があっていい。

「パーパス」

こちらは2015年発表の前々作「パーパス」。
前作「チェンジズ」よりも現行アルバムの雰囲気に近い印象を受けた。
ヒップホップ色が薄く、ティーンズアイドルによる王道ポップスで、さすがにどの曲も完成度が高い。
某携帯屋さんのCMに使われた「ホワット・ドゥー・ユー・ビーン?」も入っていることと、ちょうどサブスク人口が増え始める時期であることも相まって、ここからジャスティン・ビーバーを聴き始めた人も多いらしい。
その後、大規模なワールドツアーで来日公演も行なっており、二日間で10万人を動員するスタジアムライブを成功させた。
それらもこのアルバムの成功あってのことだと思われる。

四人囃子「おまつり」から読み解く「輪に入れない人」

2022年05月22日 | 邦楽
おまつり(やっぱりおまつりのある街へ行ったら泣いてしまった)

なにもすることがなくて
なにもすることがなくて
おろしたてのバラ色のシャツ着て
おまつりのある街へ
その街にはいつもおまつりがあるのさ

みんな輪になって踊る
みんな輪になって踊る
俺も踊ろうとしたけど
誰かの足をふんづけて
しょうがなしにみんなの匂いを
かいでまわっていたのさ

みんなで一つづつ歌を唄うことになって
みんなはもちろん彼女ののとを唄ったのさ
俺の番がやってきて
あのこのことを唄おうとしたけど
文句を忘れてフシだけで唄ったのさ
そしたらみんなは怒って
俺の頭を殴りつけたのさ

なにもすることがなくて
なにもすることがなくて
おろしたてのバラ色のシャツも
もうやぶれそう
やっぱりおまつりのある街へいくと
泣いてしまう


四人囃子の代表的な曲で「おまつり」というのがある。
歌詞は、暇なのでおまつりのある街へ行ったけど馴染めなかった、という内容。
ここに出てくる「おまつり」は、みんなが輪になって踊ったり、一人ひとりが自分の彼女の歌を歌ったりするようだ。
それで歌えなかったりするとみんなから殴られるらしい。
そんな気持ち悪いおまつりのある街ってあるのだろうか?
どこかの地方では、昔からそういうことをやってるのだろうか?
最初はそう思った。
このバンドの曲って「空飛ぶ円盤に弟が酔ったよ」とか、ファンタジーなのかなんなのかよくわからないのがあるので、あまり深く考えないでいた。

それが最近「一触即発デラックスエディション」というのを聴いてたら、ふと歌詞の意味が理解出来たような気がした。
ここでいう「おまつり」というのは、みんなが楽しそうにしている場とか、リア充な空間とか、そういうことを言ってるのではないだろうか。
数人から数十人の人が集まり、みんなキラキラ輝いていて、いかにもリア充してるみたいな空間。
それを「おまつり」という言葉で表していると解釈すればしっくりくる。
そこへ、なにもすることがない、つまり一人ぼっちの主人公がみんなの輪に参加してみたのだ。
でも彼はそこでうまくみんなに合わせられなかったり、挙げ句の果て、みんなを怒らせたりしてしまう。
やっぱりこういう場へいくと仲間はずれにされてしまう、という内容だ。
主人公の彼は、本当はみんなの輪に入りたい、キラキラした充実した時を過ごしたい、と思ってるし、もちろんみんなに迷惑をかけるつもりもない。
それなのにどうしてうまくいかないのだろうか?
これはなかなか難しい問題だけど、一言で言えば不器用なんだろう。
手先が不器用なのではなく人との接し方が不器用なんだと思う。
それと歌詞の初めの方で、おろしてのバラ色のシャツを着ていくと歌っている。
これは、自分を自分以上に見せようとしていることの描写かもしれない。
こういうところも、人とうまく馴染めない理由かもしれない。

歌の最後の方で、バラ色のシャツはもう破れそうだと歌っている。
もしかすると、ようやくバラ色のシャツが自分に馴染んできた、着こなせるようになってきたのだろうか。
それなら、不器用な彼も次におまつりのある街へ行っても泣かずにするかもしれない。

Omatsuri

国宝『平治物語絵詞』の探訪とデジタル復元

2022年05月21日 | 日常
皆さん、鎌倉殿の13人見てますか?
僕は毎週欠かさず見てるし、解説動画も見てる。
おかげで100パーセント理解して毎週楽しく見ている。
今回のドラマはかなりダークな内容だ。
三谷幸喜だからといってコメディ一辺倒ではなく、かなりブラック色が強い。
主人公の仲間だから善人なんてことは全くない。
むしろ悪人すぎる。
とくに源頼朝と源義経のワルさは凄まじい。
今のところ主人公の北条義時はまだクリーンな印象だが、平家滅亡後はどんどんダーク化していくと予想される。

ドラマはちょうど源平合戦が終了して平家が滅びたところだ。
そもそものきっかけとなったのは平治の乱である。
この戦乱の勝者は平清盛で、敗者となった源義朝は命を落とした。
以降、平清盛の一族(いわゆる平家)は栄華を誇り、源氏は日陰を歩くことになる。
平治の乱の細かい経緯については、平治物語や平治物語絵巻などで現在に伝えている。

今回ご紹介するのは、おそらくNHKの番組だと思うけど、平治物語絵巻を解説している動画だ。
絵巻は、現存してるのは一部だけで残りはまだ発見されていない。
もしまだどこかに眠っていて、それが発見されれば国宝級の逸品になるだろう。
一番有名なのは第一巻の「三条殿夜討の巻」で、源義朝軍が信西の屋敷を襲う様子が描かれている。
大火災の中、鎧武者たちがなだれ込み、守る兵だけでなく女性など非戦闘員も容赦なく殺戮している。
平治の乱といえば真っ先に出てくる場面だ。
専門家によると、服装や甲冑など資料としても一級品らしい。
番組の後半、平清盛軍が反撃に出て源義朝軍を追い詰めるシーンが出てくる。
これが立体的な処理により、合戦の様子がわかりやすく仕上げられている。
昔の絵というのは、解説がないとわかりにくいことが多いけど、こうしてくれると理解しやすい。

ドラマの方はおそらく明日の放送で対立していた源頼朝と源義経との決着がつくようだ。
もちろん敗北するのは義経の方である。
このドラマの義経は、いわゆるヒーローではなく、すごく不器用な真っ直ぐすぎる人間として描かれている。
最初は空気の読めない身勝手さが目立ったけど、最近ではちょっとかわいそうな気になってくる。

国宝『平治物語絵詞』の探訪とデジタル復元

スキャンティ見てきました

2022年05月15日 | 花魁ROCKER
昨晩は四日市のケイオスへ行ってきた。
目当てはなっちゃんの別バンド、スキァンティのライブだ。
最前列で思い切り楽しませてもらった。

この日のライブは全部で5 組出演でスキァンティはトリだった。
実はバンドでの出演はスキァンティだけ、他はソロかデュオで、昨年の花魁Rockerのときと同じだ。

18時すぎにライブハウスに到着すると、すでに一つ目のユニットのライブが始まっていた。
このタピオカプロテインは、以前対バンしたことのある人たちで、ギターのアリサちゃんはケイオスTVのアシスタントもしている。
相変わらず素晴らしい歌声だし、アリサちゃんのギターも安定していた。



2番目のもっさんはギターインストで、バックはオリジナルのギターカラオケである。
素晴らしいテクの持ち主で、音のセンスもいい。
曲はB'zのカバーか?
オリジナルもあったと思う。



3番目はHen-Gine ‘sHAZIOSALASというボーカルとアコギの男性デュオで、曲はB'zのカバーだ。
ボーカルさんは「三重の稲葉」と呼ばれる人で、たしかにB'zの稲葉に似ている。
声や歌い方だけじゃなく顔も似てると思う。



4番目は花魁のとき毎回対バンになる“みんなの兄貴”こういちさん。
前回と同じくソロ弾き語りだったけど、さすが手慣れてらっしゃる。
笑いの取り方もうまいし、歌もギターもうまい。



そしていよいよスキァンティの登場だ。
ステージ上のなっちゃんはどこから見ても100パーセントロックねーちゃん。
花魁のときとは違うかっこよさとセクシーさがあってとてもよい。
ギターのスキンヘッドはエディさんといって、昔ながらの強面ロック兄貴。
昨年僕らのライブのときすごく盛り上げてくれたので、今日はこっちが盛り上げる番だ。
曲は歌謡ロック、だけど大幅にアレンジを変えてめちゃくちゃワイルドに仕上がってる。
花魁のハードさとは違う、昭和の「スケバンロック」とか「のら猫ロック」といったイメージだ。
いやー、楽しかった。
最前列に陣取ってる人全員でガンガン盛り上がってきました。
なっちゃんは花魁のときとは違い、マイクスタンドは使わず手持ちなので自由に動き回るし、ギターもベースもワイヤレスで動き回る。
これは僕もワイヤレスを検討した方がいいかもしれない。
そのほか、いろいろ勉強にもなったし、いいライブだった。





スキァンティ 2022/05/14 Club Chaos

順調にリハ進んでます

2022年05月14日 | 花魁ROCKER
5月11日の夜は花魁ROCKERの練習だった。
このバンドの練習日はほとんど平日の夜である。
メンバーの家が比較的近いことと、土日は他のバンドの練習やライブで埋まってることが多いからだ。
今回の練習は、今月28日岡崎でのライブに向けてのもの。



今回いつもと少し違ったのは、キーボードのユキちゃんの息子さんが見学に来たことである。
彼は大学生で、軽音楽部のバンドでギターを弾いているとのこと。
カエルの子はカエルなので、きっと音楽センスもいいのだろう。
そんな人に見られながらの練習というのは、適度な緊張感があって引き締まる。

今度のライブで演奏する曲は7曲とアンコールがあればもう1曲の合計8曲。
いつもの歌謡ロック中心ではなく、ハードな曲多めの予定。
今回の練習でだいぶ完成度が上がってきたと思う。

本番は5月28日岡崎市の岡崎城公園で開かれる桜花咲スプリングフェス2022です。
公園内に能楽堂というところがあって、そこで午前10時からライブがスタート。
僕らの出番は18時半くらいです。
ライブのほか、フリーマーケットや保護犬のお譲り会のほか、キッチンカーもたくさん出店されます。