今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

芦ノ湖西岸ハイク

2006年03月20日 | 山歩き

グリーンプラザ箱根に泊って、目が覚めたら気温は低いがいい天気。
予定通り芦ノ湖西岸遊歩道を歩く。

●芦ノ湖西岸へ
姥子からバスで湖尻まで乗り、そこから歩き始める。
遊歩道が始まるのは桃源台の奥の湖尻キャンプ場から。
そこには感じのいい洋風別荘の感じのケビンが並び、夏にでも使いたくなる。
芦ノ湖北端では岸部で釣をする人がいる。
南端まで長い芦ノ湖を一望。釣客以外に人けはない。

●深良水門
西岸に入りしばらく歩くと、「深良水門」に出る。
ここは江戸時代初期に山腹をぶち抜いて駿河側に用水(箱根用水)を通した所。
その工事技術は江戸の玉川上水に匹敵する精度。この水門を見るのがまずは目的の1つ。
昨晩レンタルのDVDで深良水門掘削をテーマにした映画「箱根風雲録」(監督山本薩夫、1952年)を観た。
史実通りではなく、へんな脚色がされているが、箱根用水の歴史的価値を知る上で観て損はない。

●遊歩道を進む
ここから先は人工物もほとんどなくなる。
道も車が通れる林道から人しか通れない山道となる(じつはこの道は県道737号線になっている)。
真田浜の誰もいない湖畔に降立って、芦ノ湖の水にじかに触れると、湖と静かな対話ができる。東岸の観光道路では得られない体験。
でもじっとしていると寒いので、先に進む。
道は平旦だから、軽い運動・足ならしには丁度いいコースだ。
ずっと歩いて最後に元箱根に出る。
標準では11kmで4時間かかるところを特に急ぎ足でなくても3時間で歩けた。
登山をやめてしばらくたつが、脚は衰えないのがうれしい。

●帰りのロマンスカー
元箱根から、急行バスで湯本に降り、駅でロマンスカーの席をとったら、それは新型のスーパーエクスプレス50000という型のしかも先頭車両。
飛行機のように運転手が放送であいさつする。
さらに開業1周年記念ということで乗客全員に記念乗車証をくれた。