今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

「人類SOS」

2006年08月24日 | 作品・作家評

子供の時観た映画で妙に印象に残って、その後何かしら自分の感性に影響を与えた作品というのがある。
だがそれがテレビで偶然何気なく観た作品だと、タイトルすら記憶にないので、探してたくても手がかりがない。
その中でこの「人類SOS」(1963年公開)は、タイトルが記憶に残っていたから、機会あるごとにDVDが発売されないかチェックしていた。
そしてこの夏ゲットした。
この映画は、特撮(怪獣)ホラー系なのだが、その化け物が植物である点が、印象的だった。
動物よりも無言で迫ってくる植物の方が本質的に恐ろしい気がした。
血が出ないので刃物や銃も命を絶つには役に立たない。
そして恐ろしい勢いで増殖する。「ど根性大根」の生命力にも通じる。

その他にテレビで観た映画(すべて洋画)で気になっているのは、以下の作品。
タイトルもその他の情報も不明。うろ憶えのストーリーのクライマックス部分を記すので、タイトルなど知っている人がいたら教えてほしい。

◇殺人案山子(かかし)
山向こうにあるはずの案山子の立っている位置が、なぜか毎日、家に近づいている。
そのたびに殺人が起きる。そしてある晩、とうとう案山子は足音をたてながら部屋に入ってきた。
殺人案山子と格闘し、案山子に火をつけたら、燃える頭部の中から頭蓋骨がでてきた。

◇マネキン人形館
ある館にマネキン人形がひしめいて置いてある。
ところが、その人形はナイフを手にしていたり、まるで犯罪者の人形。
不自然に疑問をもった刑事?が館の主人を問い詰める。
主人は、「その秘密をはこれだ!」と言いながら、刑事に向けた箱の扉を開ける。
その箱の中にはメドゥーサのような女の顔があり、蛇のような髪を揺らしながらまばたきをする。
それを見ていた刑事は、苦しがり、咽に手をおいた時、そのまま固まってマネキン人形になってしまった。

◇自分はロボットだった
悪人に追われた若い男女。うまく逃げおせて、二人は抱きあう。
その時、男の体内からへんな音がしだす。
男は自分の上着をむしりとると、胸にはランプが点滅して、自分が人間型ロボット(アンドロイド)であったと知る。
ぼう然とした男を見る女の目は急に冷たくなり、何も言わずに男のもとから立ち去っていく。