今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

成人の日

2014年01月13日 | 歳時
今年の成人の日は、やけに平穏だなぁ。
いつもなら、成人式の会場でバカやって捕まる”新成人”(少年Aではなく氏名が公表)が、
全国で現れるのに(もちろん、0件ではないことはわかっている)。

バカをやめてオトナになるのが本来の”新成人”なのだから、まぁ当然のことなのだが。
20歳の人間の精神年齢の低さは、今に始まったことではなく、
自分が20歳の時も”学生”だったこともあり、一人前のオトナだとは本人も思わなかった。

今では実質的な成人は30歳からだという考えが広まっている。
モラトリアム期間が拡大化傾向にあり、大卒だけでは一人前になれない。

その一方で身体的な成熟は早まっている。
また、情報技術を使えば、学齢に関係なく、自分で社会活動することも可能だ。

身体成熟と人格成熟と自活能力の成熟がバラバラになり、オトナになることの定義が難しくなっている。

この中で、人格成熟と自活能力は、甘えていればいつまでたっても成熟しない。
ならば身体成熟を基準に、他の部分はそれに見合った成熟を心がけるようにすればいいのかな。

成人式とは、若者に試練を与えるのが本来の儀式の意味。
人格と自活能力に試練を与えるような関門を社会的に設けるのがよかろう。
とオトナ側にいる者は勝手に思う。

かくいう自分の成人式の晩は、中学時代の友だちたちと徹夜で酒盛りしながらマージャンで明し、
翌日はひどい二日酔いに苦しめられた。
あれも試練だったのかな。