今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

STAP細胞と温泉

2014年01月30日 | 時事

※この記事は、後日事実と異なっていることが判明したけど、執筆当時はこの後の顛末は予想できなかった。なので削除も変更もしないでおく(2014.3.15).

STAP細胞を実験的に発見した小保方さん。
細胞もすごいが、彼女本人も魅力的で、両方が注目されている。

そもそも投稿先の審査者(レフリー)に「数百年の○○学の歴史を愚弄している」
なんて言われたら、投稿者として絶対凹む。
彼女と並べるのは、おこがましいが、私も最初に投稿した先のレフリーから、
こんなの心理学ではないとこてんぱんに言われ、リジェクト(掲載拒否)された。
それで、心理学に受けいられるように表現を直し、データ部分を付け加えて(これが無かったからダメだったんだろう)、
日本心理学会の「心理学研究」に投稿したら、非常に好意的なサジェスチョンを得ただけでなく、学会賞をもらったのは昔話。
研究はやっぱり自分の信じる道を進むしかないと思う。

それにしても、
弱酸性という外的刺激だけで、細胞が初期化されるという事実の発見がすごい。
素人としては、ならば”酸性泉”の温泉に浸かると細胞が若返るかもと期待してしまう。
どの程度のpHがいいのだろう(一般には、弱酸性はpH6~8)。
ちなみに酸性泉といえば、草津温泉玉川温泉が双璧で、確かにどちらも効能が抜群。
ただどちらもpH1の強酸泉だから、刺激が強すぎるな。

特に玉川温泉は、気化した温泉成分で旅館内の金属をことごとく腐食させているし、温泉水が下流に流れて田沢湖の魚を絶滅させた。
さらに、源泉がある岩盤浴の地では(自殺に使われる)硫化水素ガスがあたり一面から吹き出し、
その近くの北投石の岩盤からは、福島並の放射線が3.11よりずっと昔から出続けている。
日本中から病を背負った人が、口づてに塩酸・硫酸溶液と硫化水素ガスと放射能をセットで浴びにくるんだから、何かありそう。
「ガンに効く」という噂は聞くが、若返ったという話は聞かない。

そもそも温泉浴自体、熱と水圧と化学成分の”刺激惹起”により活性化する生体機能を利用している。
適度な外的刺激(ストレッサー)が、生体に適応的な応答を向上させるのだ。
そういうわけで、温泉好きとしてもこの研究の応用が楽しみだ。