両手をヘソの前で重ねた休め姿勢のままの、すなわち畏まっていないままのお辞儀姿勢を強要する誤った”作法”が蔓延している中、 NEXCO中日本のCMでの女性のお辞儀姿勢は、今どき珍しく本来の作法(所作の文法)に適ったお辞儀をしている。
これぞ日本のお辞儀。
すばらしいと感嘆すること自体が悲しい現実を表している。
これが当たり前であるべき。
両手を重ねたお辞儀(拱手)は大陸の習俗である(清朝までの中国では重ねた両手を目の上まで上げる)。
それをどこぞの作法知らずが、ビジネスマナーとしてひろめてしまい、テレビ CMまでまねしている現状の中、 NEXCO中日本は唯一それに抗っている。
制作スタッフに礼法を知っている人がいるに違いない。
このCM、東海地方でしか流れないのが残念だ※。
※そんなことはないようで、東京の地下鉄内のモニターでも放映されていた。
ぜひ全国に流してほしい。