毎年、元日は儀式を大切にし、元日を含めた”三ヶ日”はあえて儀礼的無為を貫き通すことにしている。
すなわち、意地でも和服で通し、仕事に一切触れず※、また混む初詣にも行かず、食事はおせちと餅の繰り返しで、昼間から酒を飲み、関東戦国史の本を読む。
※:「学問に正月(休日)はない」という考えは確かにあるが、あえてそこから離れることで、新鮮な発想に切り替えるメリットがある。
ついでに、寝る前は、湖池屋の「のり塩」特大サイズ(195g.普通サイズの3.25倍)を寝酒の肴にしながら、年末に撮り溜めした「バス旅」(千葉成田から青森龍飛先)を4回に分けて観る。
※:「学問に正月(休日)はない」という考えは確かにあるが、あえてそこから離れることで、新鮮な発想に切り替えるメリットがある。
ついでに、寝る前は、湖池屋の「のり塩」特大サイズ(195g.普通サイズの3.25倍)を寝酒の肴にしながら、年末に撮り溜めした「バス旅」(千葉成田から青森龍飛先)を4回に分けて観る。
今回読んだ本は、昨年に続いて『戦国武将列伝(関東編下)』。
いわゆる”国衆”(戦国領主)の網羅的紹介で、史料による経歴・事績の記述で終始される。
いわゆる”国衆”(戦国領主)の網羅的紹介で、史料による経歴・事績の記述で終始される。
彼らは領地の維持(あわよくば拡大)が使命なので、隣接する国衆と争い、上位パワーである戦国大名(北条氏・上杉氏)に付いたり離れたりを繰り返す。
このワンパターンの生き方が次々と紹介されるだけで、ドラマチックな展開がなく、今年も読むのが辛かった。
このワンパターンの生き方が次々と紹介されるだけで、ドラマチックな展開がなく、今年も読むのが辛かった。
「バス旅」の方がよほどドラマチックに感じるのは、ある決断への葛藤(迷い)がどういう結果をもたらすかをリアルに追えるから。
考えてみれば、戦国時代の国衆たちも、戦さの決断をはじめ自分たちの命運をかけた決断の連続であったはず。
本書が淡々とした紹介で終わっているのは、そういう人間的エピソード(伝説)に乏しい人たちだからだ。
考えてみれば、戦国時代の国衆たちも、戦さの決断をはじめ自分たちの命運をかけた決断の連続であったはず。
本書が淡々とした紹介で終わっているのは、そういう人間的エピソード(伝説)に乏しい人たちだからだ。
だからむしろ歴史小説家が題材を探すつもりで読むといいかも。