母の91回目の誕生日の今日、土曜なので東京の実家で当日に祝うことができた。
わが母は、脳梗塞を経験し、膝関節痛が悪化して手術を検討中だが、頭も声もしっかりしていて頼もしい。
姪と弟の先週の合同誕生会は松阪牛を、そして今週の母の誕生会は松茸を私が買ってくることになっている。
松阪牛は名古屋駅の地下街の店、松茸はアメ横で買う。
特にアメ横は、店頭のデパート価格を無視して最初から値引き交渉で、大人数なので多量に買う分、値引き率を上げてもらう。
午前中に店に行けば入荷したてのものが買える。
私が買う店は決まっているが、他の店でも客がついていた。
家では、一本の松茸を縦に四つに割るので、本数×4に増え、それにわざとフェイクのエリンギを混ぜ、
さらも今回は、地元のスーパーに本シメジがあったので、「香り松茸、味シメジ」を確認すべく、本シメジも同様に縦に割る(写真:上の3箱が松茸とどこかに混じっているエリンギ。下が本シメジ)。
これらを全部鉄板焼きにする(炭火焼や土瓶蒸しより、鉄板焼きが一番香りと歯触りがいい)。
調味料は、スダチかレモンに塩コショウ。
松茸の独特の香りとしっかりした歯触りは抜群で、エリンギはもちろん、本シメジも松茸にはかなわない。
やはり松茸の大きな価格差は納得できる。
高二の甥は、これが一年の一番の楽しみとしているが、6歳の姪は、まだ食べず嫌いでまったく手をつけない。
今回はローマ在住の姉から、現地でも特別な発泡ワインを送ってくれ、これで乾杯できたもの嬉しい。
鉄板焼きの後は、市販の松茸ご飯に、永谷園の松茸のお吸い物に本物の松茸のスライスを入れて味わい、松茸尽くしで満腹になった(カロリー的にはご飯1杯分)。
日頃は慎ましく生活しているが、年に一度の家族の祝い事くらいは、贅沢をしたい(といってもアメ横で値切っているのが庶民的)。