ここ数年、夏が延長して10月に入っても衣替えができなくなった。
だが寒気はきちんとやってくるので、結果的に秋がなくなり、夏から冬に直接移行する(四季から二季へ)感じになっている。
つい先日まで冷房を入れていたのに、今日は忘れていた感覚「寒さ」を久しぶりに感じた。
なので下着のシャツを数ヶ月ぶりに着て、中着のシャツも長袖にし、さらに薄手のジャケットも羽織った。
新幹線で帰京中、すごい雨で、車窓が全面的に雨水に覆われ景色が見えなくなった(写真)。
数週間前の台風接近時でも、新幹線の車窓に降りかかる雨は時速270kmの速度によって、雨滴が横に流され、大げさに言えば車窓を横に流れる川ができるため、その川以外からは景色が見えたのだが、今回のように窓全面が水面に覆われる(しかも私の座席だけでなく周囲の両側の窓が全て同じ状態)のは、長い新幹線経験でも初めて※。
ちなみに、雨量が弱くなった下では、横の川状態に戻った。
東京に降り立つと、それなりに強い雨で風もあり、しかも気温が低く(12℃)、どうしても雨に濡れるため、余計に体が冷える。
折り畳み傘がお猪口になり、ゴアテックスの靴の中まで水が滲み、文字通り濡れ鼠になって帰宅した。
私の帰宅を見越して、母が風呂に湯を入れてくれていたので、すぐに暖まることができた。
自宅も今日は床暖房を入れたという。
だが、これで冬に向かうかというと、そうはいかず、来週明けは29℃、すなわち夏日(最高気温25℃)を通り越して真夏日(最高気温30℃)手前に達する見込み。
なので、夏物はまだしまえない。
※追記:研究者の端くれとしたことが、珍しい現象(しかも広義の気象現象)に感心するだけで、その解明を試みなかったのは汗顔の至り。
右の別記事としてそれを試みる→新幹線の車窓が雨で不透明になった件