毎年冬至の日に、易で翌年の占筮(せんぜい)をする。
占う対象は、自分を含む漠然とした”世間”。
2023年の冬至の今日は、今年最後の担当授業と会議を終えて帰京したので、夕食後、東京宅で「冬至の占筮」をした。
筮竹をさばいて中筮法で爻(陰陽の確定)を6度出した結果、得た卦(か)は「火水未済」だが、初爻と上爻が変爻だったので、それが「雷沢帰妹」の卦に変わると出た。
前者の「未済」は未完成の意で、「成らぬ」というより「まだ成らぬ」卦。
後者の「帰妹」は「そうしない方がよい」という、再選択を求める卦。
前者を来年の前半、後者を後半とみなすと、前半は混沌として動き出すには早い状態で、後半は動こうとした方向には実は進まない方がよい(政策ミス?)、という、いずれも慎重運を示したもの。
ちなみに、昨年の年筮で出た今年の卦は、前半が「山沢損」、後半が「離為火」と出たので、前半は停滞するが、後半は上向く卦だった。
それに対し来年は、今年後半の上昇機運から再び混沌に陥り、しかも選んだ方向が誤るという、年間を通して未達成となる良くない卦だ。
ここ数年、年筮を続けているが、一向に確固とした良運にならない。