富山県美術館

2017-11-11 23:17:32 |  ふぉと おぶ えっちゅう
富岩運河環水公園のすぐ横に富山県美術館がある。
この夏に新しく開館したばかりの、ピカピカの美術館である。
今回の富山観光の第一目的地である。
お目当ては今の企画展ではなく、美術館そのもの。



屋外展示の「クマ」と屋上庭園を見たかった。
幸いにしてこの二つは無料で鑑賞できた。
ありがたい。



「クマ」は三沢厚彦のアニマルシリーズのひとつだそう。
他のアニマルも写真で見たが、みんな特徴の捉え方が独特だ。
こんな風にユニークな自分ならではの表現ができて羨ましい。



「クマ」と名が付いてるが、見かけはシロクマである。
3体いた。
小さいのと大きいのと中くらいの。
写真は小さいのと中くらいのの肉球。



屋上庭園は「ふわふわ」やら「つるつる」なんて擬音語で表す遊具が置かれている。
それで遊ぶ子供たちでいっぱいだった。
ここで静かに過ごすには平日日中とか早朝に来るしかなさそうだ。



この美術館、館内も展覧会の展示室以外は自由に出入りできる。
既存の美術館とは違ってて面白い。
ミュージアムショップの創意工夫の凝らされた小物やら何やらを見て楽しみ、夕刻暗くなる前まで過ごした。




富岩運河環水公園

2017-11-11 00:27:41 |  ふぉと おぶ えっちゅう
ポートラムでインテック本社前まで戻り、富岩運河環水公園へ歩いた。
富山の人気観光地をネットで調べると、どのサイトも上位にランクする公園。
県民、市民の憩いの場となっているようだ。



到着すると、なるほど綺麗に整備されて、気持ち良く過ごせそうな公園だ。
有名なスタバのお店もある。
コーヒーを飲めるかと様子を伺ったが、すごい待ち行列ができていた。
はは、こりゃ断念。



公園のシンボル的存在、天門橋に登ってみた。
午後になっても空気は澄んだままで、立山周辺の山をスッキリと望むことができた。
数年前に登った薬師岳も雪を被って目の前に。
こんなにアルプスの山が見えて、富山はいいとこだなあ。



天門橋辺りで催し物をしていて、ライブ音楽が流れ、テントやなんかのお店が出ていた。
一杯ずつハンドドリップしてくれるコーヒー屋さんのテントを見つけて、スタバで飲み損ねたコーヒーを買うことができた。
芝生の上に持ち込んで人心地。
公園を歩く人は、寒さの緩んだ秋の日差しを享受していた。
寝ころんだら空が青かった。



平和だなあ。


岩瀬の街並み

2017-11-09 22:21:41 |  ふぉと おぶ えっちゅう
運河から5分も歩けば旧北国街道沿いの通りに到着。
昔は廻船問屋が軒を並べていたそうである。
数は少ないが、古い屋敷を見ることができた。
黒く時を経た木造りの壁とすだれのような出格子が特徴的だ。

<通りの北側を入ったところ>


土蔵も幾つかあり、そのひとつはお酒屋さんになっていた。
これは入ってみねばと思わせる入口。
でも入ったら、なにか買ってしまいそうだ。
今日はまだ一日長いのに、重い荷物が増えるぞ。

<通りの南側を出る手前>


結局誘惑に勝てず扉を開けることに。
高い天井に広々とした空間の広がる店内。
中央のテーブルに商品が並んでいた。
物色していたらお店の人が、購入されるならセラーの中のをどうぞ、と言う。
左手にガラス張りで中が見えるセラーがあって気になっていたのだが、自由に入っていいようだ。

<横縞な出格子>


セラーの中は温度管理されていてひんやり。
最適な保管環境に日本酒とワインがズラリ。
壮観だった。
日本酒は満寿泉という銘柄のお酒がほとんど。
知らなかったが、富山のまさにこの岩瀬のお酒だそうだ。
「まんじゅせん」と読むのかと思ったら、「ますいずみ」だった。

<庇上の看板>


その満寿泉、なんと何年も前に造られた箱入り四合瓶に、ウン万円の値がついて沢山並んでいた。
へえ、ワインみたいだ。
熟成に耐え得る日本酒だということか。
そんなのは手がでないので、も少しお手頃なやつを、と商品説明を読みつつ吟味。
酒質は淡麗ではなく豊醇系のようだ。
おお、私好み。
なら少し高くてもいいかと3000円もする「全麹」という奴を選択。
レジに持っていった。

<桝田酒造店>


ああっ、やっぱり買ってしまった。


座礁

2017-11-09 01:45:31 |  ふぉと おぶ えっちゅう
ポートラムの岩瀬浜駅から海はすぐそこだ。
富山駅で手に入れた岩瀬まち歩きまっぷを手に、古い建物の残る通りへ向かう。
歩き出してすぐ、運河を渡る見晴らし良い橋があり、河の上流に立山連峰がよく見えた。
カメラを向けていたら、連れが変な声をあげた。



反対側を見ろという。
下流に目を転じると、船の艦橋が見える。
んん? 傾いてる? よな?
どうしたのだろう。
遠回りということでもないので様子を見に寄ることにした。



近づくとやはり大きな船が傾いて止まっていた。
舷側の上端部は水面の上にあるので、浮いているのか沈んでいるのか分からないが、浸水してるのは間違いなさそうだ。
まだ新しそうな船なのに、嵐かなんかで座礁したのだろうか。



運河の岸壁ではのんびり釣りをしてる人もいて、この状態になって時間が経っているのだろう。
地元では見慣れた景色みたいだ。
この船、これからどうするのだろう。
対処が大変そうだ。



手前の船は遊覧船。
今、船員救出されたわけではない。


PORTRAM

2017-11-08 00:13:24 |  ふぉと おぶ えっちゅう
富山県は何度も訪れたことがあるが、主に山や自然が観光対象だった。
今回は街で楽しむのが目的の半分。
一日目は富山市内観光。



富山市には二つ路面電車が走っている。
路線が二つではなく運行してる会社が二つ。
知らんかった。
その内の一つ、ポートラムを岩瀬の町への行き帰りに使った。



ポートラムは富山駅から北に伸びている。
富山駅付近の線路は道路と共用の併用軌道で路面電車らしいが、途中から専用軌道を走るようになる。
専用軌道はコンクリートの枕木に太いレールが敷かれ、ガッチリと作られていた。



電車は短い車両が二両繋がった低床車。
乗ったことは無いがヨーロッパの街を走るトラムみたいなスマートなデザイン。
かっちょいい。



乗り心地も揺れが少なくスルスル走る。
私のイメージする路面電車は、左右に揺れたくるものなので、乗り心地もスマートだ。
運賃はどこまで乗っても一回200円。



行きは終点の岩瀬浜駅まで、帰りは東岩瀬駅から乗った。
東岩瀬駅には昔の富岩鉄道時代の駅舎が残っていた。
今は駅としては使用されておらず、休憩施設として開放されている。
ホームも残っていて、今と線路からの高さに違いがあると説明板に書かれていた。




ふぉと おぶ えっちゅう

2017-11-06 23:52:51 |  ふぉと おぶ えっちゅう
三連休、富山を旅して来た。
また分割投稿していく。

<つるぎ号>


北陸新幹線が開通して、旅先人気度急上昇の北陸地方。
でも今のところ便利になったのは関東地方の利用者。
関西からの場合、金沢までは変わらないが、富山に行くのは反対に面倒になった。
「サンダーバード号」は金沢止まり。
富山へは北陸新幹線にいちいち乗り換えねばならない。
乗り換えの多さが旅の醍醐味と思う私みたいな輩にはうれしいはずなのだが、微妙な現状。
まあそんな事情から北陸新幹線に初乗車。

<1号車>


ほほう、さすが新型。
車両も線路も新しく、横揺れ縦揺れほとんどなく、微振動があるだけだ。
「サンダーバード号」や「しらさぎ号」で金沢に来た人を富山まで連れて行く為にある「つるぎ号」。
たった二駅を往復する役割を担った列車。
座れないことを覚悟して指定席は取らなかったが、自由席は空き空きだった。
「サンダーバード号」は満員だったのになあ。
金沢で降りる人が多いということか。

<富山駅>


富山駅まで約20分。
ぽけっと景色を見ていたら、あっという間に着いてしまった。