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今年最後のRelaxingTime?

2008-12-28 23:42:02 | 音楽&本&映画
今日は午前中ひとつ用事をこなし、その後散髪。
3時5時でテニスする予定があったので、自転車に乗るのは時間的に中途半端。
それで久しぶりに車で里山ふもとの高台を訪れ、お昼を食べつつゆっくりすることにしました。

広口キャップのホット缶コーヒーを開け、立ち上る香りを楽しんで、おにぎりとチョコレートを食べます。
今日の音楽は「のだめカンタービレBest100 CollectionBox」のDISK1。
ボリュームを絞ってBGMにします。
読むは村上春樹の「意味がなければスイングはない」、シューベルトの章。
シューベルトの「ピアノソナタ第十七番ニ長調」D850 が筆者のお好みらしいのですが(私は当然聞いたことが無い)、その理由、思いについて書かれており、自身の持つレコード・CDの演奏者別に、あくまで主観的な評価・好き嫌いを記載しています。
さすがにN文学賞候補に挙がった小説家、各演奏者毎の演奏内容をよくもまあこれだけ別の表現で違いを説明できるものだなと感嘆してしまいました。
私は同じ曲を別の演奏者で聴き比べたことが無いので、どれほど違うものなのか分からないのですが、こんな細かな違いまで聞き取れかつ表現できれば楽しいだろうなと思います。

ここで過ごす時間はいつも穏やかで落ち着いたものとなり、好きです。
眼下の田んぼは耕され、畦に沿って黒い土が畝を作り、遠い春を待っています。
山の広葉樹はすっかり葉を落とし、それでも枯れた枝が重なり赤っぽくふんわりとした装い。
車の中には冬の日がさし、髪の毛の短くなった後頭部を暖めてくれます。
窓のすぐ横には枯れたセイタカアワダチソウ(と思う)が枯れ果て、頭皮から生える髪の毛のようにニョキニョキと地面から茎を生やしているのが観察できます。剛毛ですね。

そこに、雀たちが何十匹も飛んできて、えさを探し、枝を移り、日差しから暖をとっています。
50cmから1mくらいの距離なのですが、閉めた窓に光が反射するのか向こうからは私が見えないようで、身動きしても逃げません。
すぐ近くからじっくり観察してしまいました。
頭は茶色、頬は白、目は黒、背中と羽は黄土色と黒の縞模様で意外と艶があります。
冬は被写体が少ないのでカメラを持ってきていなかったので、様子を撮影できず残念。
どんな時でもカメラは持っておくべきと再度心に留めました。

静かな音楽に哲学的な本、枯れた眺めに癒され眠くなってきました。
が、練習に向かう時間まであと20分ほど。
少しうつらうつらして、久しぶりのゆっくりした時間の最後を堪能しました。
さ、練習がんばろ。