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2012-11-02 00:04:25 |  ’12秋休み
'12秋休み その13

前に話題に上げた覚えがあるが、今回も金精峠を夜越える事になった。
翌日の目的地は群馬県は松井田。
日光から西へ進み下道で沼田へ抜け、関越道に乗る事にする。
いろは坂を上り、華厳の滝にちょっと寄り道し、中禅寺湖で夕日を眺めた。



この道(R120)は走っているといつの間にか中禅寺湖を離れてしまう。
気が付けば道は左右を荒野に挟まれ奥へと延びる。
すっかり薄暗くなって、たぶん左は戦場ヶ原。
今回歩くつもりだったけど叶わず。
まあいい、またこの辺に来る目的が残せた。

三本松茶屋の駐車場に入り、トイレを借りた。
広い駐車場には車が2,3台しか止まっておらず、賑わいの時を終えた観光地のさみしさが漂う。
駐車場入口にある茶店には煌々と明かりが灯り、そんな気分を紛らわしてくれていた。
今日も休みなくよく遊んだ。
眠気が高まってきたので、仮眠することに…。

起きると19時過ぎ、1時間半が経過していた。
またしても熟睡してしまった。
茶店の明かりもいつしか消えて、辺りは真っ暗。
ここで車中泊を考えているのか、私以外に残った一台の車の横でLED照明の青が輝き、楽しげな話声が聞こえた。
私は松井田に行かねばならぬ。出発。

湯本温泉を過ぎると、もう外灯はない。
金精峠のトンネルを潜ると下り坂だ。
そうだ、思い出した。
いつだったか、同じように真夜中に金精峠を越え沼田へ行こうとしたとき、ガソリンタンクの残量が非常に少なく、こんなガソリンスタンドのありそうにない山道、沼田まで辿り着けるのか非常なピンチに陥った事があった。
しかし道は下り基調。
私の車は今も昔もマニュアルトランスミッション。
できるだけアクセルを踏まず、下り坂をニュートラルで惰性走行。
冷や汗ものだったが本当にずっとずっと下り坂で、なんとか町のガススタンドまで辿り着けた。

今回も11km台だった下り始めの燃費表示が、沼田に着く頃には18km台まで回復。
私をいろいろ助けてくれる道だ。
そうそう、惰性で走ろうとエンジンまで切ると、ブレーキの倍力装置が止まりブレーキが利かなくなるので、やっちゃだめですよ。
アイドリング分のガソリンは必須です。

沼田ICから関越道に乗り、上信越道に入り、その日は甘楽PAで車中泊。
翌日は三連休初日。
この旅行中、これまでになく普通車が多かった。
みんな休暇前日から旅に出る遊び好きらしい。
翌朝起きたら、PAの駐車スペースはすべて埋まってしまっていた。
さあ三連休だ。