十和田の現代芸術

2015-05-28 01:48:42 | その他旅行き
陸奥の旅・10

青森で美術館といえばもう一つ、十和田市現代美術館が有名。
現代芸術の展示物は一般的古典的芸術作品に比べ、より訳が分からなくなったものも多いが、取っ付き易くもある。
ここの作品は取っ付き易いものが多く楽しめた。
屋外展示作品は撮影可能だし、いいとこだ。
夕刻の美術館を一枚。



入口手前の広場では、いななく花の馬が出迎えてくれる。
全身花で覆われてて前脚を上げているのだが、正面から写真撮影すると前脚が消えてしまう。
胴体の花に紛れてしまうのだ。
肉眼だと見えるんだけどな。
それくらい花花してる。
蹄も花だ。



館内の作品で記憶に残っているのは…
やっぱり巨大な異国のおばさん。
リアルな全身像だ。
銅像ではなく、何でできているのか、まあ人形である。
髪の生え際や指の爪なんかまで精細に表現されてる。
知らない人をまじまじと見たら怒られるが、この人には怒られない。
ちょっと顔が怖いけど。



あとは、赤く彩色された透明で小さな人形が肩車して連なったシャンデリアみたいな吊り下げもの、とか。
中庭のバケツに住むビーバー?とか。
美術館外壁を這い上がるもののけ、とか。
深夜のレストランとか。
白い部屋の天井裏とか。
鏡のある部屋に動く影と住人のビデオインスタレーションとか。



正統な美術館は作品を見て廻っている内に、立ちながら眠ってしまいそうになることがあるのだが 、ここは退屈とは無縁だった。
一枚目の写真の建物内にあるカフェで一休み。
一面がガラス張りで天井も高く落ち着く空間。
ここの床の絵も作品の一つだ。
オーダーしたアイスココアとコラボレーション。