道具を使うスポーツだから

2021-04-21 06:18:23 | テニス
このところの自分のテニスの調子はあまり良くなく、フォアもバックもストロークが不安定なままで、ストレスがたまる。
毎週、今週こそはコツを掴むぞと臨むのだが、毎回うまくいかずに終わる。
前はプレー後、次回に向けたヒントを何かしら得ていた気がする。
それがここのところ思いつかない。
愚直に基本と信じている打ち方を頭でなぞって繰り返している。

今取り組んでいるのは腕力だけでなく、身体全体を使っていいショットを返すこと。
脚を動かして体軸を意識しテイクバックを小さく力を抜いてポンと打つ。
これを全て揃えて打てるよう今までのスイングを忘れて、身体に覚え込まそうとしている。
時々、と言うほど多くは無い、千回に一回くらい、何も力を入れていないのに無茶苦茶いいボールが行く事がある。
あれを毎回打ちたいのである。

そうやってスイングに意識を持っていくと目が疎かになる。
ラケット面の真ん中でボールを捉えられず、ミスヒットした打感が非常に悪い。
当然飛んでいかない。
大昔からの注意事項であるラケット面の真ん中にボールを当てる工夫を忘れている。
先週末はとりあえず打感だけでも良くしようと、ボールを真ん中で捉えることだけに意識を集中して練習した。
真ん中で打てるとボールの飛びがいい。
スライスがネットするので高めに打っていたのが、真ん中に当たると浮き玉になってチャンスボールになってしまう。
スイングが悪かったのではなく、真ん中に当たってなかっただけなのだと気付く。
ネット上を通す高さに手を加えず打って、狙う高さに行かない時は、単純な何かがおかしいのだ。
それを探し修正しよう。

打感がいいだけでもだいぶストレス解消される。
ホームランしてもその原因が分かり易いので、なんでうまく打てないんだと頭を抱える事がない。
感触の良い打球感を求めるのが気持ちよくテニスするためのポイントなのかな。
今はプレーしてヘトヘトになって、身体を動かした満足感を得ることがテニスする目的になってしまっている。
スパーンといいショットを打って気分良くなりたいものである。