鉄路の上

2010-04-11 02:08:05 | Weblog
今日は電車の先頭車両へ乗り一番前の席に陣取り、子供の頃の様に前から迫り来る景色を楽しんだ。
中間車両で目にする、横に流れる二次元的な景色とは違い、奥行きがある。
都市部の線路は直線が長く、光る二条の軌道の彼方から次々とそこにある存在が、やって来る。
ちょっとしたスペクタクル。
目を引くのは、やっぱりまだまだ桜の木。
線路沿いの並木を分けて通過する時、横にパッと流れ去る眺めは、街中で車を運転する速度では得られないもの。
ドキッとしてしまった。
運転操作や安全に気を配る必要なく、好きなところに視点を置けるのも、なかなかによろしい。

乗ったのはガラガラの普通電車。
特急電車の通過待ちなんてのがあったりして。
駅の待避線に止まり、変に静まった時が漂う中、春の光がやわらかい車中でポケッと過ごす時間が愛おしい。
山中の隘路を行く、やたら時間のかかる各駅停車の旅へ久しぶりに出たくなった。


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4 コメント

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返事 (よかばか)
2010-04-18 00:46:29
遅くなりすみませんでした。

運転手さんがドアを閉めるって、結構田舎の方だったりします?
ワンマンカーが走ってるような。
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運転士さん (Aちゃん)
2010-04-14 09:14:23
昨日も一番前に乗ったのですが、運転士さんの「信号よ~し」「ドア閉めま~す」など確認の言葉を聞いてて面白かったです。
いちいち言うのですよぉ~。
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過ぎ去る (よかばか)
2010-04-14 00:59:30
最後尾はまた違った雰囲気ですよね。
規則的にくぐっては遠ざかっていく鉄柱。
通り過ぎ小さくなる駅のホーム。
遮断機が上がり、線路を横切る軽トラック。
エピローグの世界。
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同感 (Aちゃん)
2010-04-13 00:08:53
時間に余裕があるときは1両目に乗るのが好きです。
理由は同じで、左右を同時に見れるのと景色の流れが楽しめるから...。
逆の最後尾も好き。
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