熱帯植物の肌

2019-09-05 06:34:17 |  2018-2019瀬戸内逍遥
淡路島では「淡路ファームパーク イングランドの丘」で遊んだ。
花を愛で、動物と遊べる園地だ。
コンセプトからして子供向けの展示メインのところだが、私の目的は温室。
南国の珍しい植物を写真に撮るのだ。



温室の植物って面白い。
花も珍しいのかもしれないが、私が惹かれるのはボディそのものの形である。
太さがぶくぶくと変わる幹やねじれた葉、触手のようにくねり伸びる蔓。
そんな植物を目の前にすると、異世界に紛れ込んだ気分になる。



昔行った名古屋近郊の植物園だったか、そこにも温室があり、大きな熱帯の植物が見られた。
その時は「ふーん、バラエティに富んでるなあ」と思うくらいだった。
その後もう一箇所どこかの温室に入った記憶が…、定かでない。
で昨年、犬島の「くらしの植物園」に行った時、新しい視点に気づいたかもしれない。
小ぶりな鉢植えがほとんどではあったが、形態の珍しさは随一で、近づいて見ると見たことのない形状の植物ばかり。
この世にはまだまだ見知らぬ世界があるのだ。



今回の温室は高温室と中温室に分かれていて、私が見たい植物は高温室側にあり、面積は半分以下だったがそれなりに楽しんだ。
ジャングルに生えていそうな草木は、彼らが暮らす場所の大気の雰囲気を発散しているように思う。
温室の蒸し暑い空気の中で見るからかもしれないが、つるりとした開けっぴろげな茎や葉っぱが周りの空気を湿っぽくしているような錯覚に陥る。



周りが明るいので、不気味さは感じないが、面白いかもと思ったのがナイトミュージアムならぬナイト温室。
暗い中で彼らを見たら、その異世界な雰囲気はより高まるのだろうな。
どこかの温室で「夜の水族館」的なものを企画してくれないかな。





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