空洞の脚

2015-05-18 23:14:40 | 自転車
昨日もいいお天気だった。
このところ週末に晴れてくれる好サイクルが続いている。
5月はどんどん日が長くなり、朝晩過ごしやすく、日中は夏を思わせる日差しと肌に心地よい涼風を楽しめる良い季節。
お休みが雨だとそんな心地よさが半減。
晴れてくれてありがたいことだ。



しかしそんな日の過ごし方にスポーツを選んだ翌日は、必ず筋肉疲労を覚える様になってしまった。
調子の悪い時、運動強度が高すぎた時、なんて特殊な場合ではなく、これまで普通にやってきてた運動量なのにである。
昨日の朝も日曜日に普通起き出す7時半の目覚ましで一度起き、TVを点けたのに二度寝してしまい、次に意識が戻ったのは9時だった。
ありゃー、お疲れだ。
起きだしてからも脚が重い。



そんな体力回復と萎びた脚に再度力を与えるため、先週からお天気良ければこの日曜日は自転車に乗ることに決めていた。
先週はその先駆けとして少し足馴らし、尻馴らしを済ましている。
少し脚に負担をかけてみよう。
ネットで新しい山の上公園の候補を見つけていたのでそこへ。
山の上と言うより山の中腹にあるので、脚馴らしの第2段階としてはちょうど良いだろう。



山の麓まで平坦な道を快調に走る。
さあ、坂道だ。
後のことは気にせず目一杯脚を使った。
この感覚、懐かしいな。
久しぶりにチェーンリングをインナーギアに落とした。
昔はこの抵抗感を感じつつ長時間グリグリ上れたものだが…。
最大出力はさして低下した感はなかったが、蓄えているエネルギー総量が少なくなってて、みるみる出力低下していく。
脚の太さの半分くらいしか使えていない感覚だ。
1kmほど上り続けると顎から汗が滴り落ちてきた。
はて?そろそろ右手に公園があるはずなのだが、標識も看板も何もない。
日影に自転車を止め汗をポタポタ落としながらスマホで位置確認すると、あれまあ上り過ぎてる。
これは山の中腹と言うより山の麓公園だな。
余計に走ってしまったが、脚を造るには間違えてよかったか。
自転車に跨がりもう少し上って公園への急坂を下った。
上体を支える腕がしんどい。
腕力も鍛える対象か。



私にとって新しい山の上公園は、これからも訪れて楽しめそうなスポーツ施設満載の公園だった。
施設脇に咲く花などを撮影。
山に吹く微風は涼しくて心地よいのだが、マクロ撮影には花が揺れてうれしくない。
風の納まるタイミングをじっと待った。
撮影後、昼食。
ベンチに座り、来る途中で買った握り飯を頬張っていたら、ひょうきんな鳥が目の前を走り過ぎて行った。


全仏前哨戦

2015-05-15 22:31:32 | テニス
にしこりくんすごいな。
スポーツニュースでしか見てないけど、BNLイタリア国際の2回戦でそう思った。
初顔合わせの長身ビッグサーバーが相手。
苦手のタイプと思ったら案の定先にブレイクされてる。
しかししかし、タイブレークまで粘って競り勝った。
2年前までならランキングの離れた下位選手にコロリと負けたりしてたが、最近は違う。
下位選手との試合での取りこぼしがない。
6位には落ちたけどトップ5の選手であると言うことはこういう事なんだな。
調子に波があってはトップ5になんて居られない。
ナダルみたくランクダウンしてしまう。

次はジョコビッチ戦。
前回優勝者だがクレーは得意ではないみたいなので、調子を上げてるところでにしこりくんに久しぶりに勝利して欲しいな。
今晩は眠いけど録画せずに観戦しよう。
眠気を吹き飛ばす試合展開を期待したい。



青い木茂る森の美術館

2015-05-14 22:07:43 | その他旅行き
陸奥の旅・6

奈良美智の作品には数年前、大阪の国立国際美術館になんかの企画展を観に行った時初めて出会った。
複数の出展者の中で際立っていたのを覚えている。
女の子の絵で、何かを訴える目をした二頭身くらいの子が真っ黒な水の中に立っている。
そのかわいい顔と足元の暗さのギャップが印象的だった。
この水の禍々しさはなんなんだろう、と作品名を確認して分かった。
反核をテーマにした作品だった。(と思う)
その女の子の顔立ちはなかなかに特徴的で、作者の名前は忘れても、本やポスターなんかで目にする度、あ、あの女の子だ、と記憶が甦る。



青森県立美術館には主に青森出身の芸術家の作品が収蔵されているようだ。
奈良美智も青森出身。
企画展もやっていたが、ここはやはり常設展を見学先に選んだ。
展示室はいくつにも分かれ、それぞれで一人の作家の作品を展示。
美術館のイチオシはやはり奈良美智のようで、広いブースを使用してポップで楽しい作品が展示されていた。



美術館の建物はデザイン性が高くて、何処を訪れても面白い。
青森県立美術館も凝ったコンセプトで造られているよう。
外壁はレンガでできているようだがその上から白く塗られているみたいで真っ白。
中には白くないレンガ色の建物も周りに点在しており、白くするしないの基準はなんなのだろう、とそんな事が気になった。
青いネオン管で模式的に木を型取り、それを複数並べ、外壁を飾っていた。
青い木を集めて「青森」を表現しているに違いない。




お供物はお花

2015-05-13 22:38:31 | その他旅行き
陸奥の旅・5

青森の観光ガイドブックを開くと必ず紹介されている青森県立美術館。
見学した。
展示物で一番の注目作品はなんといっても



である。
奈良美智作の巨大な犬の像だ。
ほのぼのとしているし、美術館の作品でこれだけ写真撮影が許されていることもあるからか、大人気だった。
犬の足元にも後ろ側にも入っていって見上げる事ができる。
これはもう青森の大仏様だな。
我々を見下ろす半眼は滋味溢れ、見上げる角度によって微笑んでいるようにも、哀しんでいるようにも見える。



夕刻、閉館間際だったからだろう、ようやくお参りする人が途切れ、仏様のみ写す機会を得た。




あと一歩だった

2015-05-12 21:07:14 | その他旅行き
陸奥の旅・4

今回青森県内で移動する足としてレンタカーを借りた。
奥入瀬渓流では焼山の奥入瀬渓流館の駐車場に止めおき、子ノ口まで歩いてバスで焼山に戻る計画だった。
しかし残念ながら子ノ口まで歩く事は果たせず。
銚子大滝という奥入瀬渓流で一番の見所がある。
そこのバス停が子ノ口のひとつ手前のバス停で、そこで時間切れ&体力切れ。
ちょうどやって来たバスに乗ってしまった。
歩いた時間は6時間半程だったが、なんだか疲れてしまったんだな。

バスは1時間に1本程度で最終の1便前のだった。
2列並びの座席が両側にある観光バスタイプの奴。
奥入瀬渓流には数カ所バス停があり、歩いている時に見た人が途中のバス停から乗って来てた。
焼山のバス停では結構な人数が降りたので、みんな考える事は一緒なのかも。
それとも焼山のホテルに泊まりなのかな。
バス停から奥入瀬渓流館の駐車場に行くのにホテルの駐車場を通り抜けると、たくさん止まっている車のナンバーのほとんどが「わ」ナンバーでびっくりした。
街中の観光なら電車やバスで回れるけど、公共交通機関の便数が少ない場所を回るにはやはりレンタカーだよな。
意外と需要があるんだと知った。










石ヶ戸から

2015-05-11 20:51:36 | その他旅行き
陸奥の旅・3

遊歩道は石ヶ戸に着くと途端に混雑した。
焼山から石ヶ戸までは出会う人が少なくて、奥入瀬渓流って有名な景勝地なのにGWにこんなに閑散としてて大丈夫なの?と不思議だったのだが、空いてる方がいいのに混みだして少しホッとした。
石ヶ戸には駐車場や売店があり、みんなここから歩いたり、少しだけ渓流散策してみようと立ち寄るみたいだ。
駐車スペースが足りず路上駐車が前後につながり渋滞を起こしていた。

この辺りから流れは少し急になりダイナミックな様相を見せる。
石ヶ戸からの見どころは主に滝のようで、距離を置いて名前の付いた滝が谷の両側に現れ、それらを見上げ歩く。
遊歩道はずっと国道と付かず離れず並行して続き、度々車道を歩く事になる。
お昼が近くなり車の交通量も増して空気が少し悪い。
景色は美しいが空気の美味しさは登山するのと同じようにはいかないようだ。

人が多いせいなのか車道が近いせいなのか、見所は増えたが自然の雰囲気は薄れた気がする。
植物ひとつひとつを観賞対象とするなら、焼山・石ヶ戸間の方が良い。
森が深かった。
あんなところが家の近くにあれば、時間を好きなだけ使って写真撮影するのに。
今回は奥入瀬渓流の端から端まで歩くことを目的にしたから致し方なし。
全体を知らねばどこが良いところか比較もできない。
青森に住む人がうらやましい。
また来れればいいな。










5月ってやっぱいいなあ

2015-05-10 21:07:43 | 自転車
今日は気持ちの良い一日だった。
朝から青空が広がり、洗濯物をベランダに干して家を出た。
雨の心配は全く無し。
帰ってくるまでにカラカラに乾いてくれるだろう。
今日のお出かけ予定は散髪とテニス。
これまでなら車で出掛けるところだが、先日綺麗に掃除してあげた自転車で行こう。 おー。



せっかくなので、少し足を伸ばしてテニススクール近くの散髪屋さんへ。
丘を三つほど越えねばならない。
久しぶりに坂道を上る筋肉を使った。
うーん、情けない状態。
まあ、無理せず少しづつまたこれを鍛えてやろう。



鬱陶しかった髪の毛をサッパリと切り、ケヤキの木が作る影の下、テニスコートへ向かった。
夏日になるかならないかって気温。
日向では夏の日差しを予感させ、日影では高原を思わせる涼しさが汗の滲む肌を冷ましてくれた。
風切り走るのにピッタリの季節だ。



テニスは昔よく一緒にプレーした方に久しぶりに相手していただいた。
しばらく海外に行っていてちょっと前に帰国されたそう。
変わらずスピングリグリだった。
テニス後、家までは下り基調の道。
助かった。
ブログを書き始めた頃はテニススクールまで自転車で行き、スクール後山の上の公園まで上り下り、その後スクールの2コマ目に行ってたなんて、今考えるとすごい。
ついこの間のように思うがもう6年前だ。
随分と脚力を失ってしまった。
また脚を使って脚力回復したいな。
毎年そう思うが、さて今年はどうか。



帰宅後、これ以上なく乾いた洗濯物を取り込み、自転車をおいて銭湯へ汗を流しに出た。
お休みの夕刻はお客さんでいっぱい。
体を洗い湯船で脚を伸ばした。
んー、心地よい疲労感。
それほど頑張った訳ではないが明日は筋肉痛かも。
風呂上がり、暮れなずむ空を見上げ、しばしベンチに腰を下ろし夕風に吹かれた。
ホント良い一日でした。


石ヶ戸まで

2015-05-08 22:29:22 | その他旅行き
陸奥の旅・2

今回の旅で一番楽しみにしていた訪問先は奥入瀬渓流。
以前東北地方を広く旅した時に、車で奥入瀬渓流沿いの国道を通過した事があった。
その時は奥入瀬渓流の見学は予定していなかったので、車窓から眺めただけ。
渓流沿いに遊歩道があり流れを見ながら歩けるらしいと知った。
とても魅力的な所で車で通過するだけでもこんなに気持ち良いのに、じっくり歩いたらどんなに素晴らしいのだろう。
また来ることがあれば絶対歩くぞ、と心に決めてその時は走り去ったのだ。
今回その時の夢を叶えることができた。
気掛かりはお天気だったが、幸いにして晴れてくれた。
雨なら雨の魅力はあるのだろうけど、まずは光差す新緑の林下を歩くベストハイクを体験したい。

奥入瀬渓流の遊歩道全てを歩こうと時間配分し、麓の焼山にある奥入瀬渓流館横から出発し、渓流が十和田湖から流れ出る子ノ口(ねのくち)へ向かう事にする。
見所は途中の石ヶ戸(いしげど)という半分くらい行った所から子ノ口までに多いらしいので、石ヶ戸まではあまり写真撮影で時間を取らないよう撮影制限した。
しかしそんな自分をあざ笑うかのように、次々と魅力的な被写体が現れる。
新緑はもっと淡いものと思っていたが意外と進んでおり、出来たての緑の葉の天蓋を輝かせていた。
川面に水が弾けると陽光がキラキラと眩しいし、
渓流の中洲にはムラサキヤシオやヤマツツジが赤紫の花を咲かせ始めてるし、
歩く足元にはニリンソウやキクザキイチゲが白くかわいい花を浮かび上がらせるし、
クルクルと巻いたシダの茎が丸く輪になって、葉っぱを拡げようと背伸びしているのが遊歩道の向こうから向こうから現れる。


魅力に抗し切れず写した写真。
ああ、シアワセ。










新幹線に乗って思った事

2015-05-07 22:02:01 | その他旅行き
陸奥の旅・1

今年のゴールデンウィークは奮発して青森を旅する事にした。
何しろ青森は遠い。
飛行機ならそうでもないのだろうが、お高いので新幹線にした。
ら、大阪から6時間もかかる。
連休5日の内2日はほぼほぼ移動で終わってしまう。
移動時間の割合をこんなに大きく取るのは自分にとってとても贅沢な旅だ。

GWに電車で出かけるのは初めてのような気がする。
新大阪駅はすごい人だった。
TVのニュースで見たような光景だ。
希望の時刻の便ではないが幸いにして指定席は取れている。
人は多くても渋滞のない新幹線は、事故でも無い限り予定を遅れることはないので安心。
駅弁とコーヒーを買って乗車した。
車内放送で自分の乗るのは臨時列車だったと知る。
当然満席。

座席はA席。
隣の2席には親子らしい女性が座っていたが、京都で下車。
京都からは若いお嬢さんが二人座った。
お二人、列車が出発してしばらくしても会話が弾まない。
というか会話がない。
並んで乗ってきたので二人連れだと思ったが、一人旅の二人だったようだ。
二人とも本を読むでもなく、スマホを操作するでもなく、何にもしていない。
景色も見れないし。
そのうち眠ってしまったようだ。
やることない新幹線の移動はつまらないだろうな。
比べて私はえー席である。
景色を楽しみ、駅弁を美味しく食べた。

車窓から見える田んぼには水が張られたばかり。
風は無いようで、鏡面の様に背後の山や木々を写していた。
そんな水を張った水田内に送電線の鉄塔が幾つも立っていた。
水面から4本、脚が生えている。
4本足の内側、鉄塔の真下にも水が入っている。
土台は大丈夫なのだろうか。
きっと地中深くに土台を据えて、その後水田の土を戻したのだろう。
足場の4箇所だけが電力会社の土地なのだろうか。
変な眺めだった。

東京駅で東北新幹線に乗り換え。
ひと旅して来たけど、さらにもうひと旅だ。
東北新幹線は初めて。
意外と線路脇の塀の高さがあり、あまり眺めが良くない。
盛岡を過ぎると車窓の新緑が明らかに淡くなった。
新緑初期は葉っぱが反射する光の眩しさがないんだな。
木を覆う葉の密度も低く、白っぽい黄緑色で向こうが透かし見える状態。
少し季節を遡ってそんな違いに思い至る。







また思い出せる出来事を徒然に記載していこう。


さあ、ジーダブリュ。

2015-05-02 01:02:53 | Weblog
昨日、今日といい天気だったなあ。
窓外が眩しいことこの上ない。
私にとってはもったいない晴れの日。
5連休の中頃は雨になるらしい。
昨日、今日の高気圧をそっちに回して欲しいものだ。

連休前の仕事はなんとか無事終わり、心置き無く遊ぶ事が出来そう。
これについてはとりあえず良かった。
明日からガッツリ遊ぶぞ。

<街の花壇にて>